シティ・ポップ文化論

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シティ・ポップ文化論

  • ISBN:9784845921416

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内容説明

シティ・ポップから考える都市・音楽・イメージ

シティ・ポップを準備した70 年代の都市文化から80 年代の流行、そして2020 年代の世界的なリバイバルまで現在進行系のカルチャーの輪郭を捉える9 つの講義を収録!

70~80年代の日本で流行し、近年、国内外のミュージシャンやリスナーから再発見されリバイバルしている「シティ・ポップ」。雑誌、書籍、テレビやラジオなど、さまざまなメディアで特集されるなど、シティ・ポップは今まさに再定義・再言説化されつつあるが、本書ではそうした議論を踏まえ、さまざまな領域を専門とする執筆者が、シティ・ポップを取り巻く流動的な状況と歴史を、多角的に分析する。
インターネットを中心に起きた現在のリバイバル、80年代当時の文化的状況、シティ・ポップを準備した都市文化の隆盛、世代を超えた評価の背景、アジアやアメリカなど諸外国での受容と展開など……シティ・ポップを起点に、都市、音楽、イメージ、そしてそれらの関係性について考えていく。

2022年に東京都立大学で開催され大きな話題となった連続講義が待望の書籍化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

18
私の贔屓のフィルムアート社の単行本。東京都立大学でコロナ禍の22年にオープンユニバーシティとして、オンラインでのリアルタイム配信で行われた講義録です。曲そのものより、文化的背景に重きを置いてます。「ヴェイパーウェイブ」がキーワードでそこで遅まきながら、今丁度ハマっている、『ワンオートリックスポイントネバー(OPN)』に触れられていてタイムリーでした。フィジカル派なので、最新CDは買いましたが過去作が手に入りにくかったのが来日記念で廉価盤で並んでて、喜んで買い揃えてます!江口さんのアート界隈の雑談も良かった2024/03/06

ますりん

7
江口さんの表紙で目を引き、帯に輪島さん、大和田さん、そしてなんと宮沢さんの名前が入っている時点で迷いなく購入。最近気になってしょうがないテーマのひとつ、「捏造されたノスタルジー」のヒントが満載でした。 日本の80年代へのノスタルジーの源泉には、(幻想かもしれないという前提で)ミドルクラスを中心に社会全体が豊かに見えたあの頃への憧憬がいくぶん混ざっているのか等、今目の前でどう見たらよいのか難しいテーマに対しての気づきとヒントが満載です。そして改めて宮沢章夫さんという余りに稀有な才能に合掌。2024/03/17

O-chami

2
2022年、コロナ禍の中、東京都立大で開講されたオンライン連続講座〜「シティポップから考える→都市·音楽·イメージ」全9講を書籍化。 シティ·ポップ再発見(と云うよりも新たな評価?)の流れを文化的·多角的にアカデミックに語られる中、2つの対談式講座の遣取り(江口寿史も登場〜表紙イラスト担当)が大変興味深い。 大瀧詠一「A LONG VACATION」(1981)🎶~山下達郎「FOR YOU」(1982)🎶🎶~アルバムを連続のBGMで…🎶🎶🎶2024/07/24

takao

1
ふむ2024/10/04

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1
2022年に東京都立大で開講された、「シティー・ポップ」講義を書籍化。いろんな論があるけど、「はっぴいえんどをシティーポップの始祖にしたがる人たちが多い」「80年代の裏方スタジオミュージシャンへの再評価が進んだということでは?」という論が、一番しっくりきたかな。 2024/07/02

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