祥伝社文庫<br> かばい屋弁之助吟味控

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祥伝社文庫
かばい屋弁之助吟味控

  • 著者名:河合莞爾
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 祥伝社(2024/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784396350581

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内容説明

商家の大爆発、空を舞う振袖、豆腐小僧の怪……立ちはだかる数々の謎
罪なき者、この私が庇ってみせる。
訳あり手習い師匠の弁之助は、火付犯とされた男を救うため、お白洲に立つ! 

暁の町に轟音がとどろく――漆問屋が爆発、主人は焼死した。捕縛され罪を認めたのは手代の男・忠吉。だが牢屋敷の混乱に乗じ逃げた忠吉は、大名家の子息で今は町人身分の弁之助に、無実を訴えた。
公事方御定書編纂にも関わった弁之助が調べると、現場に火薬の痕跡は無く、火事の折美しい振袖が空を舞ったという噂が。
弁護する者なきお白洲で、弁之助が冤を晴らす!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

73
なるほど!かばい屋とは庇う役!思いもよらない苦悩への救いの存在たる庇に重ねるのもいい!大火多き江戸を舞台に起きたある漆問屋での大爆発!主人の死への罪なき者の冤(ぬれぎぬ)を晴らすべく、武士を捨てた町人身分の弁之助の活躍はいかに!?いやはや、火事の原因となるトリック解明も鮮やかながら、とにかく登場人物それぞれの伏線回収が素晴らしく半端ない!冒頭から存在感たっぷりの豆腐小僧の役割たるや!?(笑)予想のつきやすい真犯人の醜態への憎たらしさも、主役の圧倒的な変貌によって霞むばかり!これ絶対にシリーズ化を熱望する!2025/01/05

あっちゃん

19
好きな作家さんで時代もの!以前もあったけどソレのシリーズかしら?と思ったら新たなシリーズ?かばい屋って、本当に庇うやつの事!仕事になるの?(笑)謎解きの場がお白州って原点だなぁ( ̄ー ̄)2024/08/31

19
さくさくと♪かばい屋って?とタイトルを見て思ってましたが、弁護士さんの先駆けってことでしたか。すでに仲間候補が紹介されてたのでシリーズ化しますよね。楽しみです(^_-)-☆2024/08/06

陽ちゃん

7
多分、初読みの作家さんです。冒頭いきなり豆腐小僧がでてきてびっくりしましたが、この豆腐小僧、後々重要な役割を果たしています。主人公弁之助の出自がかなりやんごとなき御身分ですが、実際には、町人として一人暮らしなんかするのは難しいでしょうが、そこは小説ですから、ね。現代の弁護士のような立場をめざす弁之助の、市井の人々を見る目が公平でいいですね。2024/07/30

ワンモアニードユー

4
お気に入りの作者なので読了。うーん、主題や伏線はやはり見事なのに、どうも粗過ぎる。面白いものの、ちょっと他者には薦め難い。2024/07/07

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