内容説明
「時代に真っ向から対立する本である。」
―――古市憲寿氏(「解説」より)
投資ブームが到来する今日、お金の話は日常会話に入り込んでいる。
「新NISAやってる?」「日経平均株価が…」などなど。
お金を増やすことが目標とされ、私たちは投資の本を買い、頭を悩ませている。
ところで、「なぜお金を増やす必要があるのか」と考えたことはあるだろうか。
私たちはいったい何のためにお金を増やすのだろうか?
そもそも「お金」とは何なのか?
『すべてがFになる』や『スカイクロラ』で知られる人気作家・森博嗣が、
自らのお金との付き合い方を振り返りながら、お金の本質を解き明かす。
本書は、お金というレンズを通して、あなたの人生に深く問いかける。
「お金の減らし方」と大胆に銘打った、人生に効き、人生が変わるお金の本である。
投資家やFPでは決して語ることのできない、これからの生き方を考える「お金の哲学」。
・「お金がない」とはどういう意味か
・財布の紐が緩むって、何?
・お金に困る原因は十年まえにある
・必要だから仕方ない、という罠
・人生でたった一度のローンの話
・「なにか買いたい」症候群
・仕事量と賃金は比例していない
・好きなものに敏感だとお金持ちになる etc.
※本書は2020年4月に小社より刊行した『お金の減らし方』(SB新書)に新たに「解説」を付し、加筆・再編集したものです。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
58
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/08/post-4616b7.html ちょっと変わった経済論というか、お金に対する考え方の本です。 自宅の庭にレールを敷いて鉄道を走らせるなど、うらやましい限りです。2024/08/30
涼
42
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/09/post-26c97b.html 「ギャンブルはお金を減らすのに最適」だといった言葉が刺さります。2024/09/14
hippos
33
タイトルは臍曲がりだけれど内容はど直球。もし自分が欲するものに無自覚に生きてしまったのであれば今からでもきちんと考えたほうが良いよというセンセーからのアドバイス。 自分の持つ欲望の「量」と「質」をしっかり内省(他人と比較しないことが大事)して必要なお金は我慢して稼ぐ。我慢できないのであればそれほど欲しくもないってこと。必要の有無は関係なくひたすら自らが欲するところに忠実でなることこそが、自由に生きるということ。2025/03/31
akihiko810/アカウント移行中
29
著者初読み。「本当にすきなもの」にお金を使うことを説いた本。印象度B+ 「(まずは)欲しいものを買う。必要なものは買わない(後回しにして買う)」ことが秘訣だという。天邪鬼な著者は、「お金の増やし方」という著作の依頼をうけて、「お金の減らし方」という本を書いたという(笑)。「自分のやりたいことがあるから、そのためにお金を減らす」ことが大切だと知っているからだ。これは、私と同じ考えだ。私も「お金が増える」ことに大して興味がない。それよりも「やりたいことをやりたい」としか思わない2024/12/02
iku
16
大学生の次男から拝借 お金の増やし方に関する本やノウハウが溢れる中に真逆のタイトルと筆者ならではの独特で斬新な切り口にこのような考え方もあるのだなと目から鱗。 先行き不透明な未来に先立つ事は少しでもお金を増やす事と思いこみがちだが、世間の目からでなく自分が本当に欲するもの、どう生きたいかについて今一度考える事が大事。古市氏のあとがきがなぜかより一般の人の感覚に身近な感想としてフィットする不思議も含め良かったです。2024/06/17
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