マイナンバーから改憲へ - 国会で50年間どう議論されたか

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マイナンバーから改憲へ - 国会で50年間どう議論されたか

  • 著者名:大塚英志【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 有限会社白澤社(2024/06発売)
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  • ISBN:9784768480007

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内容説明

マイナンバー制度ってよくよく調べてみると自民党の改憲案と、とてもよく似ているんだよねという話、その他

健康保険証を皮切りに様々な個人情報が紐付けられようとしているマイナカード。だが、問題の本質はカードとしての利便性ではない。マイナンバー制度によって変化する社会や国家なのだ、と著者は指摘する。
本書は、国民総背番号制度が浮上した1970年代からマイナンバーカードにいたる50年間の国会審議を概観しながら、マイナンバー制度が社会にもたらす重大な変化を予見する。

【著者】
大塚英志
1958年生まれ。まんが原作者・批評家。
まんが原作に『多重人格探偵サイコ』(田島昭宇作画、角川書店)、『東京オルタナティブ』(西川聖蘭作画、同前)ほか多数。
批評家としては代表作に『定本 物語消費論』(角川文庫)、戦時下のメディア表現を論じた三部作『大政翼賛会のメディアミックス』(平凡社)、『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『大東亜共栄圏のクールジャパン』(集英社新書)など。憲法関連書に『私たちの書く憲法前文』(KADOKAWA)がある。

目次

序 「ショッカーの野望」は何であったか
1 国民総背番号制度は財界の要請と北米の「外圧」で始まった
2 国民総背番号制からマイナンバーへ:国会審議の行方
3 スーパーシティというディストピア
さいごに 改憲案とマイナンバー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

馬咲

7
運用上の不祥事や利便性への批判に流れがちなマイナンバー制度について、構想出現の歴史的経緯(個人情報利用を求める米国の外圧及び産業界からの要望)や制度自体の持つ本質的な問題点を確認できる。要はマイナンバーとは「国家が人間をどう定義するか」や「誰がどういう社会を設計するか」に関わる問題であり、つまり人権や民主主義のあり方に関わる憲法問題であるということである。少なくともマイナンバー制度の原型である「国民総背番号制」の議論が始まった50年程前の国会では、そうした問題意識が与野党間で共有されていたことが分かる。2024/05/01

キュー

0
普段こういう系の本は馬鹿なので読まない(読めない)のだけど仮面ライダーなどを例に出して馬鹿な自分にも、ちょっと読んでみるかなと思わせられて読んでみる事にした。50年前からじわじわと計画され続けてきた事が遂に実行されようとしている事が怖いと思った。そしてやっぱり監視社会になるんじゃないかなとか色々な利権絡みの事案なのはどう見たって分かるのに止められる者もいないというのも怖い。とはいえ何もかも怖い訳ではなく色々便利になっていく事もあるんだろうとは思うけど。とりあえず色々疑問を持っていく事を忘れない様にしたい。2024/07/03

水海 瞬

0
制度の詳細ではなく、国民総背番号制→住基ネット→マイナンバーへの流れを全体的に把握できる。また、憲法の人権の保障と密接にかかわりがあることを示している。2024/06/12

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