知里幸恵物語 - アイヌの「物語」を命がけで伝えた人

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知里幸恵物語 - アイヌの「物語」を命がけで伝えた人

  • 著者名:金治直美
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2024/06発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569785646

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内容説明

アイヌ独自の文化の華ともいえる叙事詩ユカラ。本書の主人公、知里幸恵(1903-1922)は、その日本語訳をアイヌ民族として初めて行った人である。幸恵は、東京の金田一京助博士の家に寄宿し、ローマ字でユカラを表記、それを日本語訳にする作業を始めたが、4か月後、日本語訳を完成させた直後に夭折する。19歳という若さであった。彼女は、何百年にもわたる差別の歴史のすさまじさに傷つき苦しみながらも、自分の進むべき道を見極め、そして恋に泣き、もっと生きたいと願った。幸恵は言う。「わたしはなみだを知っている。試練を知っている。わたしはアイヌ。どこまでもアイヌよ!」アイヌの宝である神謡集を、命がけで後世に書きのこそうとした幸恵。本書では、短い人生ながらもひたむきに生き抜いた幸恵の生涯を、事実に基づいて紹介するノンフィクション(小学校高学年以上向け)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

68
読み友・四耐四不さんの感想で手に。1903年から1922年、わずか19年の生涯で早世した知里幸恵さん。金田一京助氏と出会い、アイヌ語を後世に残す大きな業績を残した彼女のことを児童向けに分かりやすく書かれた1冊です。時代とはいえ若い女性には辛い体験も多く、読みながら涙がでました。北海道・登別のクマ牧場でアイヌの家を見学したことを思い出しました。2017/01/29

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

14
第43回読書感想文コンクール北海道指定図書 中学生 アイヌ=知里幸恵。北海道に住んでいてもアイヌに関わる事が殆どない。アイヌ文化を生涯かけて守ろうとした彼女の人生。ひどく辛い差別があったことを忘れてはいけない。2018/02/11

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

12
6年生国語科単元『書評を書いてみよう』の選書。読書カードを書いてみようという単元を中学年でやりましたが、今回は書評。ポイントとして【テーマ】【著者の紹介】【作品の背景】【本の内容】【評価】と分けて説明しました。この本のテーマは【伝記】2020/12/02

スターライト

11
アイヌについては以前から少し興味があったが、知里幸恵のことは知らなかった(弟の真志保の名前は見たことがあった)。学校で和人から差別を受けながらも力強く生き、わずか19歳の生涯を駆け抜けた少女の物語には胸を打たれた。彼女がアイヌの伝統を守り受け継ぐために金田一先生に協力したように、自分が10代の頃にこれだけの情熱をもって何かをやったかというと何もない。恥ずかしい。しかし彼女の熱い思いを短い生涯で終えさせるなんて、神様はなんて意地悪なのだろうかと思う。きっともっとやりたいことがあっただろうに、とても残念だ。2017/09/28

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

10
30年度ブックトーク授業6年生 読書感想文に向けて。 紹介するため本を出した途端「あっ!知里幸恵だ!」と数人の女の子が声をあげてくれた。中にはもう読んだ子も。迫害されていたアイヌ文化が、今は当たり前のように北海道に、北海道の子どもたちに浸透しつつあるのは、知里幸恵無しでは語れない。北海道と命名されて150年、先人たちの開拓してきた大地に当たり前の様に根付いて欲しい。2018/07/20

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