日経ビジネス人文庫<br> 国家の危機

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日経ビジネス人文庫
国家の危機

  • ISBN:9784296120611

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内容説明

トランプの戦いは、はじまったばかりだ。

* * *

大統領選に敗れた後も、トランプは活動を休止していなかった。トランプはチャーチル風の演説の抑揚を取り入れ、戦時のような演説をしていた。

「私たちは屈服しない。私たちは降伏しない。私たちは絶対に折れない。絶対にあきらめない。絶対に後退しない。絶対に、断じて降伏しない。私の仲間のアメリカ国民たちよ、私たちの運動は、まだ終わっていない。それどころか、私たちの戦いはいまはじまったばかりだ」

* * *

1905年のロシアでの革命は、ほとんど忘れられている。
その蜂起は失敗に終わったが、ソ連建国につながった1917年の革命が成功する舞台を用意した。
革命の指導者レーニンは、のちに1905年の革命のことを「偉大な舞台稽古」と呼んだ。
2021年1月6日に起きた議事堂襲撃事件は、「舞台稽古」なのか。

ミリー統合参謀本部議長は先任参謀に言った。
「きみたちが目撃したものは、将来のもっとひどいなにかの前触れかもしれない」

* * *

歴代の米大統領を取材してきた調査報道ジャーナリストの名著。

※本書は2021年12月に小社より刊行された『PERIL(ペリル) 危機』を改題・修正したうえ文庫化したものです。

【著者紹介】
ボブ・ウッドワード
ピュリツァー賞を2度受賞した米国を代表するジャーナリスト。50年以上にわたりワシントン・ポスト紙の記者、編集者を務め、ニクソンからバイデンまで歴代大統領を取材・報道しつづけている。

ロバート・コスタ
1985年生まれ。ノートルダム大学卒。ケンブリッジ大学大学院にて修士(政治学)。本書執筆時は、ワシントン・ポスト紙の米国政治担当記者。

目次

著者の個人的覚書
プロローグ
1~72
エピローグ
読者への覚書
謝辞

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたなべよしお

17
 ウッドワード、いつものことながら面白いし、凄いな。歴史的ジャーナリストで、バックグラウンドインタビューという手法を確立させた。勿論、手法があったとしても深い信頼がなければできないので、やはりウッドワードありきなのだ。24年の米国大統領選を前に、トランプが破れた当時の選挙を本書で振り返るのは意味があるね。2024/06/28

koba

1
4.52025/03/25

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