岩波ブックレット<br> 選択的夫婦別姓 これからの結婚のために考える,名前の問題

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岩波ブックレット
選択的夫婦別姓 これからの結婚のために考える,名前の問題

  • 著者名:寺原真希子/三浦徹也
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 岩波書店(2024/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784002710938

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内容説明

夫婦で姓を同じにすることが,当たり前だと思っていませんか?
女性が名前を変えるのが当たり前だという気持ちがありませんか?
実は,夫婦で姓の統一を強制されるのは,世界中で日本だけなのです.
なぜ日本では,こうした古い制度が残っているのでしょうか?
今後の結婚における「名前」の問題,一緒に考えませんか?

目次

はじめに……………寺原真希子
第一章 なぜ選択的夫婦別姓制度が求められているのか……………三浦徹也
 1 婚姻制度のしくみ
 2 氏か婚姻かの二者択一
 3 選択的夫婦別姓制度
 4 夫婦同姓制度の成り立ち
 5 なぜ別姓が導入されないのか
 6 世界で取り残される日本
 7 選択的夫婦別姓制度が目指すもの
 8 憲法の話
第二章 選択的夫婦別姓訴訟……………寺原真希子
 1 なぜ裁判を起こしたのか
 2 なぜ「憲法訴訟」なのか
 3 原告となった人たち
 4 原告が求めているもの
 5 最高裁はどう判断したか
 6 最高裁多数派意見の問題点
 7 今後の展望
 8 もう一つの訴訟
 おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miki

3
短くよくまとまってて勉強になった。特に、訴訟原告団の主張の内容と、それに対する最高裁の各判決の多数意見・少数意見がわかりやすくまとまってて良かった。2024/10/05

takao

3
ふむ2024/09/12

2
第1章では、民法の条文をもとに夫婦同姓を解説した上で、氏を変更する場合の不利益(=アイデンティティの喪失)等の現象に触れている。夫婦同姓は戦前の家制度の慣習から続いており、多様化を求める社会では、男女の不平等につながる。第2章は夫婦別姓に関する訴訟弁護団の団長を務める弁護士が、憲法上の争点と主張、それに対する最高裁判決を引用で丁寧に解説している。本章は非常に読み応えがあり、肉声をもって学べるため資料的価値も高い。(→)2025/06/18

Hisashi Tokunaga

1
違憲訴訟で議論されたのは憲法第11条、13条、14条、24条、それに第81条、98条が絡まっていた。とりわけ第98条2項(条約違反)は判断回避されている。では、その条約(わが国で批准された条約)とは、1966年国連総会「市民的及び政治的権利に関する国際規約」(1978年国会批准)、1979年国連総会「女性に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」(1985年国会批准)。別姓が施行されるとどのような動意が起きるか楽しみだ。本書では触れないが、法制審案では既婚者の姓の変更は一年以内に変えられるとするが?2024/12/09

みかん上級大尉

0
びっくりするほど最高裁の多数派が幼稚2024/12/24

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