内容説明
夫婦で姓を同じにすることが,当たり前だと思っていませんか?
女性が名前を変えるのが当たり前だという気持ちがありませんか?
実は,夫婦で姓の統一を強制されるのは,世界中で日本だけなのです.
なぜ日本では,こうした古い制度が残っているのでしょうか?
今後の結婚における「名前」の問題,一緒に考えませんか?
目次
はじめに……………寺原真希子
第一章 なぜ選択的夫婦別姓制度が求められているのか……………三浦徹也
1 婚姻制度のしくみ
2 氏か婚姻かの二者択一
3 選択的夫婦別姓制度
4 夫婦同姓制度の成り立ち
5 なぜ別姓が導入されないのか
6 世界で取り残される日本
7 選択的夫婦別姓制度が目指すもの
8 憲法の話
第二章 選択的夫婦別姓訴訟……………寺原真希子
1 なぜ裁判を起こしたのか
2 なぜ「憲法訴訟」なのか
3 原告となった人たち
4 原告が求めているもの
5 最高裁はどう判断したか
6 最高裁多数派意見の問題点
7 今後の展望
8 もう一つの訴訟
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
miki
3
短くよくまとまってて勉強になった。特に、訴訟原告団の主張の内容と、それに対する最高裁の各判決の多数意見・少数意見がわかりやすくまとまってて良かった。2024/10/05
takao
3
ふむ2024/09/12
小林涼太
2
あ、そうだったの!?と驚愕する現実と乖離した空論の判決理論。その反論が素晴らしく学生の方々には是非手を取ってほしいと思わせる一冊であった。しかも、読者に判決文を自ら読ませる余白が作られていたこともこの本の素晴らしいところ。特に、ポイントとして挙げられていた氏名権が人権として認められるのか否かについては、レペタ訴訟と組み合わせて考えてみればより深い議論になるのではないかと思う。2026/02/27
い
2
第1章では、民法の条文をもとに夫婦同姓を解説した上で、氏を変更する場合の不利益(=アイデンティティの喪失)等の現象に触れている。夫婦同姓は戦前の家制度の慣習から続いており、多様化を求める社会では、男女の不平等につながる。第2章は夫婦別姓に関する訴訟弁護団の団長を務める弁護士が、憲法上の争点と主張、それに対する最高裁判決を引用で丁寧に解説している。本章は非常に読み応えがあり、肉声をもって学べるため資料的価値も高い。(→)2025/06/18
サンライズ
1
選択的夫婦別姓の考え方の概要、よく見る反論に対しての反論まで(最高裁の裁判官による意見までついて)まとめられていてわかりやすかった。2025/12/22
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