遺伝子からたどる日本の歴史と起源

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遺伝子からたどる日本の歴史と起源

  • 著者名:杉田繁夫
  • 価格 ¥2,673(本体¥2,430)
  • 緑書房(2024/05発売)
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  • ISBN:9784895319485

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内容説明

最新の解析・測定方法を取り入れた研究によって明らかになってきた興味深いトピックの数々を、遺伝子進化の専門家がわかりやすく解説。

人類の移動と文化を軸に、旧石器時代から古墳時代にいたるまでの日本の歴史を遺伝子という側面から読み解き、
当時の日本人の遺伝子の特徴や中国との関係、文化の伝播や交易についても考察。


【本書のポイント】
●遺伝子進化の専門家である著者が、炭素年代測定やPCR検査、シークエンサーなどの科学的な解析・測定方法により明らかになってきた興味深いトピックを紹介。
 ・岩宿時代の日本人と現代の人々の遺伝子の違いは?
 ・日本人の祖先は大陸からどのように移動してきた?
 ・アメリカ大陸を最初に発見したのは日本人?
 ・中国の戦乱がアジア諸国の人々の遺伝子に与えた影響とは?
 ・ネアンデルタール人は色白?
 ・兵馬俑の馬はポニーだった?
●旧石器時代から古墳時代にいたるまでの日本の歴史を追いながら、当時の日本人の遺伝子の特徴や中国との関係、文化の伝播や交易についても考察。
●「そもそも遺伝子とは何?」「DNAからどんな情報がわかる?」といった、遺伝子にまつわる基本的な情報をQ&A形式で解説。
●文献を読み込むだけではなく、科学的な手法から歴史を分析する意義と面白さを紹介。



【目次】

第1章 歴史って、遺伝子で何か分かるの?
 遺伝子からも、歴史は分かる!
 コラム「新型コロナウイルス患者が多い国と少ない国があるのはなぜ?」

第2章 旧石器時代 遺伝子から人類のルーツをたどる
 洞窟から人類のルーツをたどって
  滅びかけた人類
  旧人は旧人にあらず
  ネアンデルタール人は色白
  デニソワ洞窟をミトコンドリアゲノムから探る
  ネアンデルタール人とデニソワ人

第3章 岩宿時代 日本に渡った人類
 世界で最も早く磨製石器時代
  2万5千年ほど早い磨製石器の使用
  岩宿時代とは
  黒曜石はどこから
  火山列島が作り出した豊かな石器

第4章 縄文時代 日本人の遺伝子にせまる
 縄文時代のはじまり
  大型動物の絶滅
  定住文化のはじまり
 日本人のY染色体ハプログループ
  Y染色体ハプログループ
  Y染色体ハプログループD
  Y染色体ハプログループC
  Y染色体ハプログループO
  コラム「主成分分析とは」
  コラム「東アジアの主成分分析」
 ヒスイの交易
  遼河文明と縄文文化
  ヒスイの交易ルート
  中国東部の遺伝子解析
  コラム「三内丸山遺跡の暦」
 縄文人の移動
  縄文時代最大の自然災害 アカホヤ大噴火/大陸と日本での人の移動
  コラム「海を渡るヒョウタン」
 まとめ
  縄文時代のパーツをつなげてみよう

第5章 大陸の歴史 大陸と日本の遺伝子
 春秋戦国時代のはじまり
  ヤムナヤ牧畜文化の誕生
  夏王朝の誕生から春秋戦国時代まで
  周の時代のY染色体ハプログループ
  コラム「中国・韓国における血統」
  コラム「孔子のY染色体ハプログループ」
  コラム「Y染色体ハプログループQの謎」
 秦の中華統一
  秦の勢力拡大
  始皇帝の中華統一
  始皇帝の取り組み
  兵馬俑
  劉邦と項羽 ~漢王朝の成立~
 大陸の遺伝子と歴史
  Y染色体ハプログループO2の繁栄

第6章 弥生・古墳時代 伝播する遺伝子と文化
 伝播する稲作
  弥生時代のはじまり
  イネの栽培とY染色体ハプログループO
  渡来人と日本
  コラム「米の品種改良」
  コラム「製鉄技術」
 神代、そして、天皇の世紀
  ヤマト王権の誕生
  神武天皇はいつごろの人なのか?
  邪馬台国の女王「卑弥呼」はヤマト王権と関係ない!
  137歳まで生きた神武天皇!?
  コラム「オキシトシンとセロトニン」
  コラム「縄文時代末期に人口が激減したのは本当?」
 古墳と日本
  前方後円墳はなんのため
  水田を作るには
  古墳と水田
  「倭」の国から「日本」へ
  日本の自然観
  コラム「民の竈」

第7章 遺伝子でみるカースト制度 DNAで南アジアの歴史が分かる
 インドの歴史
  カースト制度とは
  考古学における「文明のはじまり」
  メソポタミア ~ハンムラビ法典の奴隷階級~
  インダス文明の出現と滅亡/バラモン教
 インド周辺の人類の移動
  人類の移動
  ミトコンドリアハプログループ
  Y染色体ハプログループ
  コラム「ウラル・アルタイ語族の言語」
 Y染色体ハプログループからヴァルナ制度を考える
  インドのY染色体ハプログループF・H
  インドのY染色体ハプログループJ
  インドのY染色体ハプログループL
  インドのY染色体ハプログループR
 まとめ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっち

17
遺伝子から、日本人はどこから来たのか、その移動とともに文化がどこから来たのかを探る本。日本人は複数のルーツを持つ人々が穏やかに共存してきたとのこと。また、日本と言いつつほぼ世界史。歴史と遺伝の関係が面白い。2026/03/28

makio37

11
男系遺伝であるY染色体と、母系遺伝を示すミトコンドリア。2種類のハプログループ(遺伝子グループ)の移動経路を辿り日本とアジアの歴史を紐解く。民族間の戦争があると、被支配層の男性は滅ぼされるか奴隷にされる。中国華北では漢民族のY染色体ハプログループが圧倒的に多いのに対し、日本の場合は多様性が保たれている点が印象的。その他、夏殷周の後、西戎であった秦が中原を統一しやがて楚の劉邦と項羽が楚漢戦争で戦うまでの大陸の歴史を復習できたし、古代日本は春分秋分で年に2つ歳を取っていた件など楽しいトリビアも多数あった。2024/09/23

Humbaba

3
過去に戻ることはできないが、過去に思いをはせることはできる。そして、傍証を集めることで実際にはどうだったのかというのを形作っていく。データがなければただの妄想であっても、それを補強するデータがあれば十分に議論ができるようになる。時代が進むにつれて得られるデータは増え、その推測の精度も高まる。新しい技術でこれまでとは違ったデータが取れれば、それを加味したうえで次代を辿ることも可能になる。 2025/01/20

乱読家 護る会支持!

2
ホモサピエンスは、アフリカ大陸で生まれて、時間をかけて日本列島にやってきた、、、ことになっています。 そして、日本に住んでいた人類は、世界で最も進んだ石器を使っていたようです。 一方、日本は火山国のため酸性土壌で、古い時代の人骨が残っていません。 以上のことから、、、、 ひょっとして、アフリカでホモサピエンスが生活していたよりも古い時代に、日本には人類が住んでいたのではないか? ただ、酸性土壌のため、人骨が残らず、その痕跡が残っていないのではないか? などと、空想を膨らましてみました(笑) 2024/10/28

Shinjuro Ogino

2
著者と読者との相性があるとすれば、私はこの著者にはなじめない。基本的用語などの定義や説明が余りにも無いと思うからだ。索引も無い。例えば、ハプログループとは何か。人類の系統樹(p48)も意味不明。 得た雑学で面白かったのは、a)前方後円墳が多いのは千葉、茨城、群馬、それに次いで奈良県。この古墳の役割は水田の溜池。掘った土を方形の坂を使って円形の所に積み上げたとのこと。b)神武天皇137歳など古代の天皇が長命なのは、その頃の暦は、春分秋分で年が変わる春秋歴だったから。応神天皇の時代から中国に合せ年歴に。2024/08/23

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