N君、雪乃さん、そして

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N君、雪乃さん、そして

  • 著者名:古田柊二【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 学術研究出版(2024/06発売)
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  • ISBN:9784434310843

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内容説明

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「来てくれてありがとう。握手してもらえるかな?」N君はパンの詰まった紙袋を左手に持ち替え、そっと右手を出した。「ごめん、ごめんね」お母さんは、声を小さく震わせ、N君の掌を両手で包んだ。とても華奢な手だった。その手を涙が濡らした。N君は、どうしていいかわからなかった。1981年、大学のキャンパスで出会った三人。永遠だった筈の友情は、雪乃の唐突な失踪により崩れてしまう。それから三十余年が経ち、彼女から届いた一通の手紙。そこに書かれていたこととは……。封印されていたあの頃が蘇り、托された想いを道標に、初老を迎えた「若者たち」が再会へと動き出す。切ないほどに純粋な約束が三人の心を繋ぎ、其々の人生を温かく包む感動作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりちゃん

7
2度目の読了。1回目よりもより丁寧に端から端まで読み尽くす。これだけの言葉が散りばめられているのに、読了後に1番心に響いたフレーズは1回目と同じだった(笑) それだけ私の心にピンポイントに届いたのかもしれない。 たくさんたくさん伏線があって後半はそれを回収していく。1回目で気づかなかったポイントもあってなかなか面白い。映画化されないかなーって密かに願ってる。図書館にいる人ぐらいのエキストラで出演したい。2023/05/22

KJ

2
大学の先輩の処女作。こんなにも純粋に愛情にもとれる深い友情で結ばれた三人。同じ世代を生きた後輩として、各々に感情移入してしまった。読後ハートウォーミングな一冊。2023/03/02

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