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内容説明
若さと知性を備えた60代になるために
還暦(60歳)を迎えるということは、言わば人生が一回りして
新しく生まれ変わることを意味している。
多くの人にとって、所属する組織を離れ、「人生の再設計」を
考える時期になるだろう。しかし、あわてて準備をすると、
充実した60代を過ごすのは難しくなる。
本書は、若さと知性を保った魅力ある60歳になるために、
取り組んでおきたい習慣を紹介する。
いずれもすぐに試せるものばかりで、難しいものはない。
一つひとつが「人生百年時代」の自分への最高の投資となる。
明治の実業家・渋沢栄一は、知恵と情愛と意思を均等に保って成長した人を
「完(まつた)き人」と言った。
本書で紹介する習慣を取り入れ、「完き60歳」を目指してほしい。
■もくじ
第1章 60歳までに身につけたい基本習慣
第2章 思考を磨く習慣
第3章 情報を味方につける習慣
第4章 精神の柱をつくる読書の習慣
第5章 心の余裕をつくる習慣
第6章 健康を保つ習慣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さくらっこ
47
齋藤先生は本当にたくさんの本を読まれている。この本でも読書に関する章が印象的だった。特に音読はぜひやってみたい。知識が増えるだけでなく、声を出すことで腹式呼吸となり、自律神経のバランスが整うそうだ。習慣化すれば喉や舌が鍛えられて、誤嚥性肺炎の予防にもなり、脳の前頭葉が活性化して認知症の予防にもなることなど、良いことだらけだ。そして名作文学のなぞり書きも興味深かった。手書きによって文豪の心に少し近づけるかもしれない。読書を別角度から楽しめる。デジタル機器に頼らず、アナログな手段でも楽しいことはあるものだ。2024/12/12
shincha
39
齋藤先生の本を読むといつも背筋が伸びる感覚はがある。本読むことの重要性は60代だからではなく、先生が一貫しておっしゃっていること。年を取るとできない事が増えてきて、若者にかなわないことも多いが、ある程度、経験を積んできた60代だからこそできることも多くあることを再認識させられた。本を読む習慣は、今後も継続していくけど、これを何らかの形でアウトプットして、より自分の身になるようにしていこう。まだまだ、人生楽しみます!2024/07/02
あみやけ
34
共感することや勇気づけられること、安心することがたくさんありました。自分にとっては一度転職したこと、今年度社会科を担当したことがとっても大きいなと思いました。読書と散歩が趣味であることも。あと6年、還暦までしっかり準備します。まずは健康体を取り戻さないと。これも大切な転機か?2024/09/30
rigmarole
12
印象度B。還暦を前にしてタイトル買い。率直に言うと既読の著者の本の繰り返しが多く、既に実践している事も沢山ありました。また最初の部分は読者の状況を決めつけ気味で私には当てはまらない部分も。例えば私にとって60歳はリタイアの歳でもなければアイデンティティを失う歳でもありません。今後の人生で何をしようかと考えを巡らせている昨今です(一方で人生のカウントダウンが始まっていることも否が応でも認めざるを得ませんが)。畢竟、私には不必要な本だったかも。それと引用のやたら多いことが「虎の威を借る狐」感を与えました。2024/08/30
funuu
9
東大法学部卒、明治大学教授の60代になる前指南。 解決できない事の棚上げは必要だと再確認。2024/06/05




