内容説明
本書では、関数型言語のClojureとオブジェクト指向言語のJavaを比較しながら、ソフトウェア設計の原則や手法の違いを解説している。また、これまでオブジェクト指向特有のものと思われてきたUML、SOLID原則、デザインパターンなどを関数型言語に適用することで、両者は必ずしも対立する概念ではなく、共通点がいくつもあり、補完し合える関係にあることを明らかにしようとしている。最終的には、両者を融合したものが「ソフトウェアの本来あるべき姿」だと主張するに至っている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
2
ちょっと背伸びしすぎた2024/10/07
しょっさん
2
Clojureを学ぶつもりがなく関数型の本質を理解したくて。後半のサンプルプログラムは、わたしには呪文すぎて、とりあえず放り投げました。今後の課題です。 冒頭に重要な、私の知りたいことはまとまっていました。代入文のないプログラムが関数型。代入しない方法としての再帰・遅延やスタックを増大させないための永続的データ構造がキーだなと理解しました。以前読んだ本にも永続的データ構造に触れていたものがありましたので、より学びを深めていきたい。あと、OOデザイナーとしても不変のあり方としての関数型の考えは役立つ2024/06/26
pea47581220
0
Clojureのリファレンスを見ながらじゃないとついていけない内容です 電車内でさらっと読むには難しすぎました いつかリベンジしたい本です2025/12/03
いえっさ
0
ボブおじさんの最新作。 ボブおじさんの流儀からして関数型の副作用のない性質に惹かれるとは思っていたけども、ここまでボブおじさんを虜にしたClojureは大したもんだ。 個人的には本でこのネストの深い関数型コードを読むのは辛かった。 けど、関数型の本質をデーターフローモデルと称し、世の中の関数型言語がまたOOと親和性が高いことを示してくれた。 関数型言語でボブおじさんの提唱したSOLIDやデザインパターンなどのOO的設計を適用できる方法が記載されており、 非常に為になった。2025/06/13
むらむー
0
Clojureを使って関数型とオブジェクト指向の両方を融合させたプログラミングを教えてくれる本。 Clojureや関数型プログラミングの説明はそんなに多くないので、関数型にもある程度知識がある人向け。 個人的には、オブジェクト指向だけのものと思ってしまいがちな「SOLID原則」「TDD」「デザインパターン」をClojureでもできることが興味深かった。 specljやquick -checkのテストツールを知れたのも良かった。 もっとClojureでプログラムを書いてみようと思わせてくれました。2024/06/25
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