内容説明
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どんなに健康な生活をおくっていても、誰にでも死は訪れます。人類は哲学、宗教、科学、歴史、美術など様々な面から死について考え続けているといっても過言ではありません。
本書では全人類に共通する「死」について、「知の巨人」佐藤優が歴史に残っている偉人たちの言葉をピックアップし、死生観について語ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
26
「鳥の刷り込み」のごとく、死生観も初体験に生涯影響されると著者。その上で先人の「死」への見解を並べ、批評する。ニーチェの「神は死んだ」は刹那主義に繋がり、選民思想にも利用される。松陰のいう「大和魂」はナショナリズムの象徴となり、戦時下青年の多くが天皇のために殉じた等、切れ味が鋭い。ただ一点、コーランの一節を引き、死によって生命がリセットされ、天国で復活するとし、「永遠の命というものは忌避されるべきもの」と述べるが、合点できない。生命の連続性が、今世、良く生きるための最大の根拠では。2024/07/23
ふくとみん
22
少しずつ読んだ。最後にブッダの「無記」について書いてあった。ブッダのことばを読んでいるのにも関わらず知らなかった。イスラム教のコーランについても書いてあった。佐藤優の博学はすごいけど自身の死も近づいていると感じているのだろうか。2025/01/17
funuu
7
死とは、生物学的には人間の生命活動が停止し、身体機能が不可逆的に終わる状態を指します。心臓や脳の活動が停止し、意識や生命が失われる瞬間です。しかし、哲学的・文化的な観点では、死の意味は多様です。 - **哲学的視点**: 死は存在の終わりであり、人生の有限性を象徴します。ハイデガーは「死への存在」として、死が人生に意味や緊急性を与えると述べました。エピクロスは「死は我々に何もない」とし、恐れる必要はないと説きました。 - **宗教的視点**: 仏教では死は輪廻の一部であり、次の生への移行です。2025/04/27
よみよし
4
こんなふうに書で死を意識するのは、生きているうちに必要な作業なんだろうな。人は忘れられたときが本当に死ぬときで、すなわち誰かの心のなかに残っているうちは死んでいないって思いはずっと持っていたい。2024/11/17
oko1977
3
- 死生観=刷り込み - マックス・ヴェーバーの思想では余った収入は投資に向けるべきで、恵まれない人への寄付は努力が足りない人になるので意味がないという解釈 - 大パニックにならないように死の訓練が本書の目的 - 大戦中も空爆されない場所が2つあった。軽井沢はスイスやスウェーデンの公使館が、箱根はロシアの大使館があったため。 - 自分が考えたことは過去誰かが考えたことだろう、ということで纏められたのが本書2025/01/14
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