竹書房怪談文庫<br> 京浜東北線怪談

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竹書房怪談文庫
京浜東北線怪談

  • ISBN:9784801940161

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内容説明

全駅収録!
埼玉、東京、神奈川…鉄道沿線の身近な怖い話

東北本線、東海道本線の一部と根岸線を走る通称京浜東北線沿いに広がる街々に潜む不思議や恐怖79篇を全駅にわたり掲載した首都圏ご当地怪談集!


 大宮のビル群に浮かぶ漆黒の異形
 死霊が蠢く赤羽の旧水門
 怪奇現象が相次ぐ上野の某医院
 品川にある異空間に繋がるコインロッカー
 飛び込む女の霊が目撃される鶴見の踏切
 横浜の某ホテルに霊が多数出没
 妖怪か!?巨大蛙と黒い女が出現する南浦和の池
 西日暮里の線路沿いで江戸川乱歩が見た幽霊
 高輪ゲートウェイにある事故物件多発マンションの真相
 無惨にも頭が潰れた男が出没する川崎のアパート


埼玉の大宮を発して東京都心部を縦貫し、横浜を抜けて大船へ至る首都圏の通勤通学の要「京浜東北線」。その沿線に広がる街に潜む怪奇譚の数々を、気鋭の怪談師たちが徹底取材し完成した一都二県のご当地怪談集。
・図面には存在しない謎の空間がある厭な家の恐怖「変な間取り」(蕨)
・平安時代の装束を纏った恐ろしい異形の男が現れる「飛鳥山公園」(王子)
・過去テレビにも取り上げられた怪奇現象が多発する最恐ゲーセンの顛末「ゲームセンター」(蒲田)
・バスに乗ってタイムスリップ!?時空を超える不思議な旅「バスの行先」(大船)
――など、沿線の怪異・全駅収録!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

57
そういや、京浜東北線(の東京~神奈川方面)にはずっとお世話になっていた。実家に一番近いJRは蒲田だったし、田町や東十条で働いていた。川崎や横浜は遊び場だったし、大船に住んでいたこともある。そんな京浜東北線沿線に纏わる怪異譚がゴロゴロ。歴史があり低価格なホテルなんかには隠された悲劇が眠っているし、公園にも様々な事件が潜んでいる。首吊り縄が無数にぶら下がる公園の森、厭だなぁ。廃ビルなんかも多い、都会のダークサイド。2025/04/23

かおりんご

31
ホラー。糸柳さんが書いた作品だけは、すぐ分かる。東京駅の銀の鈴に現れる花嫁は有名。でも、同じ花嫁なのか分からないけれど、丸の内改札でも見かけると聞いたことがある。大森のゲームセンターの話は、北野誠さんの「お前ら行くな」で知っていた。今は食べ物屋になってるんだっけ?行ってみたい。2024/07/22

27
京浜東北線の各駅に関する怪談集。かつて沿線に住んでいたり仕事をしていたり縁のある場所が多いので読んでみたが、知らない土地ならたいして怖くない話なのに、ありありと場所を思いうかべてしまうと怖くなったりした。今も毎週降りる駅があるのに、読まなきゃよかった(笑)。2024/09/16

春風

16
京浜東北線全駅にまつわる怪談を収録した、竹書房の怪談シリーズの1冊。編著は怪談社の糸柳さん。ヨドバシカメラ川崎ルフロン店で購入すると『川崎怪談異聞』という小冊子が貰えるとのことでそちらで購入(同竹書房文庫の『川崎怪談』『横浜怪談』購入でも貰えるよう)。多様な文体での執筆に挑戦しているものの、取材時の応酬を再現したチャット形式のような文体が多く、文学的な面白さはあまり望めない。ただ、収録作品はどれも予想を超える結末に着地して面白いものばかりなので、怪談師さんたちの語りで聞いてみたいものばかり。2024/06/24

みいやん

13
大宮から大船まで各駅の怪奇譚を怪談師8人が語る。あまり怖くなかった。2024/10/17

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