内容説明
救いとは、信じるとは、いったい何なのだろうか
宗教二世としての過去と、統合失調症に向き合う中で掴んだ一筋の光。
暗闇でもがく全ての人々へ捧げる、祈りと再生の物語。
統合失調症を患う青年・涼のもとに届いたのは、疎遠だった妹からの「両親の過去について知りたい」という手紙。
宗教二世として生きていた頃の辛い記憶が蘇った涼は、「こらーる岡山診療所」に助けを求める。そこで主治医の山本先生に勧められたのは、とあるキリスト教会で行われている勉強会だった。
「神様なんているのだろうか」複雑な思いを抱えながらも、涼は聖書をめくり始めた――
どんな状況でも、そばで支えてくれる人は必ずいる。 著者自身の経験をもとに描いた、心揺さぶられるヒューマンドラマ。
プロローグ
第一章 靴
第二章 風
第三章 朝
解説(「こらーる岡山診療所」山本昌知)
作品によせて(映画作家 想田和弘)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kyohei Matsumoto
2
車で10分もしないくらいのことに住んでいる、知り合いの雨宮さんの本。想田和弘監督の映画「精神」に出てきた、山本昌知医師の患者さんだった人だ。自分の半生を小説として描く。お会いしたことがある人がたくさん出てくる、自分にとっても関わりのある本。そのあまりの文才にびっくりする。宗教二世として生まれ、統合失調症を患った人の感謝溢れる人生に、どんどん心が温かくなって、生きることの素晴らしさが染み渡ってくる。この前直接お会いして、一緒にラーメンを食べた、久しぶりにあった雨宮さんはまるで仏のよう。子煩悩パパだった。2025/06/16
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