宇宙・動物・資本主義

個数:1
紙書籍版価格
¥4,180
  • 電子書籍
  • Reader

宇宙・動物・資本主義

  • 著者名:稲葉振一郎【著】
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • 晶文社(2024/05発売)
  • ポイント 38pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794974174

ファイル: /

内容説明

人間とはいかなる存在か? 動物やAIは? そして社会はどこへ向かうのか? 初出6本を含む白熱の対論12本、全608頁!

哲学、倫理学、社会学、経済学、宇宙開発、ロボット工学、文芸批評、文化研究、SF、ファンタジー、コミック、アニメーション──現代日本が誇る不世出の社会哲学者・稲葉振一郎の膨大な仕事、広大な関心領域を一望のもとに収めた初の対談集。大屋雄裕、吉川浩満、岸政彦、田上孝一、飛浩隆、八代嘉美、小山田和仁、大澤博隆、柴田勝家、松崎有理、長谷敏司、三浦俊彦、河野真太郎、金子良事、梶谷懐、荒木優太、矢野利裕と第一線で活躍する作家、批評家、研究者を迎えて縦横無尽に語り尽くす。

【目次】
お先まっくらのだれも歩いたことのない未来を肯定する──まえがきにかえて
第1部 人間像・社会像の転換
01 新世紀の社会像とは?(×大屋雄裕)※本書初出
02 〈人間〉の未来/未来の〈人間〉(×吉川浩満)
03 社会学はどこまで行くのか?(×岸政彦)
第2部 動物・ロボット・AIの倫理
04 動物倫理学はいま何を考えるべきか?(×田上孝一)
05 AI「が」創る倫理──SFが幻視するもの(×飛浩隆×八代嘉美×小山田和仁)
第3部 SF的想像力の可能性
06 学問をSFする――新たな知の可能性?(×大澤博隆×柴田勝家×松崎有理×大庭弘継)※本書初出
07 SFと倫理(×長谷敏司×八代嘉美)※本書初出
08 思想は宇宙を目指せるか(×三浦俊彦)
第4部 文化・政治・資本主義
09 ポップカルチャーを社会的に読解する──ジェンダー、資本主義、労働(×河野真太郎)※本書初出
10 「新自由主義」議論の先を見据えて(×金子良事)
11 中国・村上春樹・『進撃の巨人』(×梶谷懐)※本書初出
12 どうしてわれわれはなんでもかんでも「新自由主義」のせいにしてしまうのか?(×荒木優太×矢野利裕)※本書初出
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

junne

2
結構いろんな時期にいろんなテーマで行われた座談を集めたものなんだけど、意外と一貫して参照・言及されてる本があったりするので、そういう本はちゃんと読んだほうがいいのかなと思った2024/08/16

mori-ful

2
「そのような世界(新古典派経済学が描く理想の資本主義)において、家父長制的な悪は消えるかもしれませんが、それ以外の資本主義の悪がなくなるとは限りません。官僚制組織と家父長制としての企業がなくなり、純粋市場経済の資本主義となったとしても、搾取や格差の問題はおそらく残ります。場合によっては、より悪化する危険もある。資本主義の悪にはいろんな種類のものがあり…」(430頁)2024/05/27

Dwight

1
やっぱり大屋との対談が一番面白かったな。全然理解できなかったけど。2024/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21956879
  • ご注意事項