内容説明
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生涯や作品から、友人や門下、全国の記念館、初版本の装幀、オススメ文献まで。イラスト満載で漱石を楽しく知ることができる決定版ガイド。漱石の旅や文学碑、図録情報などを増補。
生涯や作品から、日常や旅の記録、友人や門下との関係、記念館やゆかりの地まで
漱石がちょっと気になる人も、漱石ファンも、必携!
イラストと写真満載の決定版ガイド!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
35
9月16日に閉店する「文禄堂・早稲田店」で衝動買い。同界隈は夏目漱石と縁が深い。誕生の地であり最後に住んだ街でもある(漱石山房のあった場所に記念館がオープンしている)。「門」の題の付け方に驚愕。それでいいのか。「虞美人草」を好きじゃないのは以後あの文体を封印したからわかるけど、まさか「○○」にも不満だったとは。正岡子規と同居していた松山市の愚陀佛庵は土砂崩れで全壊し、いまはないらしい。他にも石川啄木が朝日新聞社で漱石の作品の校正をしていたとか、久米正雄と長女筆子の一件など、意外なエピソードに多数出会えた。2024/09/02
あつこんぐ
30
図書館本。著者の漱石愛が存分に詰まった1冊。絵が可愛くて思わずLINEスタンプを買ってしまいました。“当時の東宮の教育掛に推されたのに自分は危険思想の持ち主であるからと固辞した”という狩野亨吉氏が気になりました。「狩野は書ける人なのに残した著作が少ない人でした。もったいない案件ですが狩野なのでしょうがないのです……。」って、狩野さんなんかかっこいい。あと、漱石と内田百閒の面白エピソードが気になります。「百閒が書くからだいたい面白いです」なんて書かれたら読みたくなりますね。次は百閒の本を読んでみようっと。2024/06/10
ユウ
3
わかりやすい。知っているつもりだったが思い違いをしているところがあって、それを訂正できた。2024/06/13
よし
1
文豪の作品はあまり読まないけれど、文豪がどんな人だったのかは気になります。経衰弱に何度もかかり、胃が紙みたいに薄くなって、50歳にならないうちに亡くなってしまうなんて、なんだか大変な人生ですが、香日ゆらさんの漱石愛にまみれた解説で、身近でキュートな人物として伝わってきて、楽しい。江の島旅行とか、漱石の自由なふるまいにも、憎めない様子が伝わってきます。こんな感じでなぜ神経衰弱や胃潰瘍になるのか。やっぱり作家って大変なんだなぁ。2024/05/20
UK_3
1
書名に偽りなき作品。夏目漱石に詳しくなくても、一生や中村是公、狩野亨吉や菅虎雄といった友人の写真が掲載されていたり、関係のあった人々、そして彼らのエピソードが書かれていたりと、多角的に載っているので、わかりやすいです。2024/05/07