- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
コロナ禍、ウクライナ危機を経てインフレ転換した世界経済。有事対応で財政出動を繰り返した日本は、債務残高対GDP比で先進国最悪である。デフレ下でこそ持ちこたえられた財政には新たな破綻シナリオもよぎる。日本の危機的状況を再確認するとともに、立て直しの方策として、税制と財政ルールの改革、成長戦略、セーフティネット構築、ワイズスペンディングなど5つを提言。未来につなぐ財政民主主義のあり方を問う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
コロナ禍、ウクライナ危機を経てインフレ転換した世界経済。日本の危機的状況を再確認して、未来に繋げる財政民主主義のあり方を問う1冊。有事対応で財政出動を繰り返して、債務残高対GDP比では先進国最悪、財政には新たな破綻シナリオもよぎる日本。財政の3つの機能と国民意識、少子化と膨らむ社会保障費、緊急対策で引き締められない財布の紐といった現状を踏まえて、立て直しの方策として、税制と財政ルールの改革、成長戦略、セーフティネットの構築、ワイズスペンディングの5つを提言するなど、わりと手堅くまとめられている1冊でした。2024/06/11
おせきはん
26
日本の財政に対する危機感は、ある程度、共有されているものの、対策となると、立場の違いから総論賛成各論反対となる難しさがあります。成長のための支援など、財政政策のあり方に対する提言が多角的に論じられていて、参考になりました。2024/07/15
とりもり
9
骨太の一冊。平易に財政の基本から説き起こす一方、その主張するところは非常に重い。票のためにバラマキの持続性のない赤字予算を組み続ける政治家と、それを分かっていながら「自分事」として捉えず責任転嫁(政治家や官僚に、また将来の世代に)し続ける一般国民。著者の主張は、支出の見直し(使途、支出ルール設定)と制度改革(産業構造、税制、セーフティネット)に大別されるが、いちいちごもっとも。このような真っ当な議論がきちんと評価されず、耳聞こえのいい実現性のない主張ばかりに注目が集まることが残念でならない。★★★★★2024/08/07
預かりマウス
8
日本の財政赤字について財政再建論の立場から解説・提言されている。いわばほぼ財務省の立場と言ってよいが、社会保障が財政赤字の(ほぼ唯一の)主因であることについての国民の認識が薄いことから、財政再建への政治的決定が困難であることもわかる。「民主主義の赤字バイアス」。行動経済学的に、損失局面で個人はリスク愛好的に振舞うので、財政再建よりも、MMTを極端な例とした楽観的な見通しに賭けて財政再建をしないという選好が生ずる。財政破綻した場合、想定外の苦難が降りかかることになる。将来世代へのジョーカーの先送り。2024/12/24
スコットレック
4
「将来の見通しには客観性と堅実さが求められる。」「これまで何とかなってきたことはこれからもそうであることを意味しない」耳の痛い話が続く。ネットなり本屋の目立つところに目をやるなりすると、楽観論や調子のいいところばかり目につくが、結局、フリーライダーはありえないという事だろう。兎にも角にも、本書で指摘されている通り、独立財政機関の設置を日本は早急に行うべきでは。 "自分事として捉える"。本書の重要なメッセージだと思う。2025/02/07
-
- 電子書籍
- いでおろーぐ! 電撃文庫




