立東舎 ボクのハートフルライフ―色彩の旅人の軌跡―

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立東舎 ボクのハートフルライフ―色彩の旅人の軌跡―

  • ISBN:9784845640652

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内容説明

わたせせいぞうが「ことば」と「絵」で振り返る半生と創作の秘密
描き下ろしのカバー装画による画業50周年記念出版!

2023年2月14日から同年4月29日まで「西日本新聞」に連載された「ボクのハートフルライフ」は、わたせせいぞう氏が自身の半生を振り返った回想録。連載では、幼少期の思い出から、絵画に目覚めた頃の逸話、損保会社でのさまざまな経験、漫画家デビュー後40歳までサラリーマンと二足のわらじを続け、フリーランスになってからの創作の秘密など、これまであまり語られることのなかった出来事を縦横無尽に語り尽くしました。本書はその連載を元に新規原稿を追加、さらにはわたせ氏自選のコミック作品やイラストレーション作品を掲載し、華を添えます。
自身の「ことば」と「絵」で半生を振り返る本書は、世代を超えて愛されるわたせ作品の創作の秘密に迫る、ファン待望の一冊といえるでしょう。
聞き手:壇知里

CONTENTS
プロローグ
第1章 故郷 北九州
・戦禍を逃れ北九州へ
・駐留米軍 カラフルをもたらす
・神戸留学
・夢は新聞記者
・故郷を追われ

第2章 ネオンの街 東京へ
・音楽に熱中した大学時代
・父と母
・営業マン渡瀬政造 誕生
・漫画家デビュー
・長野転勤で漫画断念

第3章 二足のわらじ
・「わたせせいぞう」誕生
・両立生活のコツ
・目指すは営業成績No.1
・独立を決意
・幻のディズニーランド

第4章 ハートカクテル
・250話のラブストーリー
・名編集長からのスカウト
・カラー漫画の苦労
・ハートカクテル旋風
・マネージャーは妹

第5章 色彩の旅人
・江戸や絵本にも挑戦
・戻ってきた故郷
・わたせ教授の想像力講義
・2代目マネージャーは元ファン
・30年越しのハートカクテル復活

エピローグ

■自選再録作品
バラホテル(門司港)/単行本初収録
ハートカクテル「バラホテル」「バイク・サクランボ・イパネマの娘」「海の見える借家とクロワッサン」
菜ふたたび「愛し愛されて」
Dr.愛助の孤独「歯科医 五島愛助」
ハートテレフォン「雨上がる」「なみ姉とボタン」
他、イラスト作品

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

18
 「色彩の旅人の軌跡」という副題の通り、わたせせいぞうさんが八十年の自身の生涯を振り返る。終戦間際に神戸で生を受けたわたせさんは、空襲で神戸の街が壊滅する前に小倉に疎開し、小倉の街も原爆の投下目標地だったものの、前日の隣町の空襲の煙で視界不良となったため、原爆投下を免れる。こうした偶然、運命が、わたせさんの生きる歓びに溢れた優しい絵の背後にあるように思えた。 損害保険会社の営業マンとして、漫画の世界との二足のわらじを履いていたことは知っていたが、支店長としてここまでバリバリと働かれていたのは意外だった。⇒2024/12/22

O-chami

2
●●火災海上保険に勤務していた損保マンが、二足のわらじを履きながら、漫画家〜イラストレーターとして成功を収めるなんて夢のような話。代表作「ハートカクテル」前後の慌しい活躍の様子や、40歳での独立等、今に到る迄の回想録。あのオシャレで優しい作品の数々は、ポスターやカレンダー、書籍やレコードetc.etc…至る処で楽しませてくれていますね。 BGMは、わたせさんがアルバム·ジャケットを描き作詞も担当したTUBEの…「MORNING CALL FROM THE BEACH」🎶🎶🎶2024/09/22

chuji

1
久喜市立中央図書館の本。2024年5月初版。初出「西日本新聞」2023年2月14日~4月29日。追加取材し加筆再構成。【渡瀬政造】が語る【わたせせいぞう】譚。四十年位前にコミックモーニングは毎週購入していた。ハートカクテルは隔週掲載だった気がする。単行本は十数冊買い、TVアニメを観て松岡直也さんのCDも二枚位買いました。オイラにとっては懐かしい想い出でしたが、今でも活躍されていることを知り、また追っかけようかと思いました。『ハートカクテル』に登場する男性になれなかったオイラです。2024/06/23

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