創元推理文庫<br> グッド・バッド・ガール

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創元推理文庫
グッド・バッド・ガール

  • 著者名:アリス・フィーニー【著】/越智睦【訳】
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • 東京創元社(2024/06発売)
  • 夏の総決算!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍(~8/31)
  • ポイント 330pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488179090

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内容説明

ロンドンのケアホームで暮らす80歳のエディス。ここにエディスを押し込んだ娘クリオとは、当然ながらうまくいっていないものの、介護スタッフで18歳のペイシェンスとは、世代はちがえど友情を築いている。そして、ペイシェンスも、一緒に暮らしていた母親と喧嘩して家出してきた身であった。そんなある日、エディスがホームから失踪。時を同じくして施設の所長の奇妙な死体が発見されて……。冒頭から企みが始まる、母と娘をめぐる傑作サスペンス! 『彼と彼女の衝撃の瞬間』『彼は彼女の顔が見えない』のどんでん返しの女王が見せる新境地!/解説=古山裕樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

77
今までの「彼と彼女」から「母と娘」に軸足を移したサスペンスストーリー。年代も立場も全く違う4人の女性たち。目まぐるしく変わる彼女たちの視点と少しずつ明らかになる彼女たちの事情。ケアホームで暮らす80才のエディスと職員で18才のペイシェンスの築く友情。そしてエディスの娘クリオとペイシェンスの母フランキー、この2組の親子の織り成す複雑な関係をホームで起こった殺人事件と絡めたトリッキーな物語。どんでん返しの女王の新作だけに騙されないように注意をして読んだのだが二転三転する展開に翻弄されしっかり騙されてしまった。2024/07/03

タツ フカガワ

61
ロンドンの老人ケアホームで暮らす80歳のエディスと、不仲の娘クリオ。そのケアホームで働く18歳のペイシェンスと、彼女の母でシングルマザーのフランキー。この4人の女性が主要人物で、全編を通して描かれるのは母娘の物語。ケアホームの所長が殺された事件をきっかけに登場人物が次々と繋がっていき、ある事実が明らかになっていく見事なミステリーで、後半は目を潤ませながら読む手が止まりませんでした。読み終えて表題『GOOD BAD GIRL』に納得。2025/01/05

きりん★

44
ケアホームから80歳の女性が失踪。その日に同じケアホームで所長の死体が見つかる。何人かの登場人物を語り手とし、最後まで目が離せず、途中でわかった気がするも一気読み!面白かったなぁ。私は好きだなぁアリスフィーニーさん☺️2024/09/19

ハスゴン

30
ケアホームでの心理描写も素敵だと思います。当分追いかけたい作家ですね。2024/09/20

まぶぜたろう

25
4人の女性が、それぞれの居場所をあっち行ったりこっち行ったりする狭〜い話で、80年代の香港映画のようなすれ違いとかくれんぼが繰り返される。それは単調で、思わせぶりで、作り物めいていて、一言で言えばつまらない。明らかになる「母性」も言い訳がましく実に不快。単純に言えばベラベラうるせーよ、と。一方アリス・フィーニーの語りはこれまで以上に巧緻で、だから最後の驚きを目当てに一気に読ませてくれるものの、つまらん話を語りの技巧で誤魔化すのにも飽きたよアリス、「赤ちゃんがいなくなっちゃったの」じゃねーだろ。(○○○●)2024/08/13

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