内容説明
地の果てまで追い詰めると戦勝国が誓ったナチ戦犯。だが戦後早々、西独、CIAや西側情報機関で元ナチは重用された。冷戦期、元ナチ残党が世界で引き起こした混乱の実態をモサド未公開史料、元スパイへのインタビューなどから描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
8
戦後、国際政治の裏の裏で繰り広げられる元ナチたちの暗躍と、利用したり利用されたりのスパイ(2重、3重スパイ)戦… ときに混乱しつつ読む。シリアでのブルンナーの最期が(というか一生が)映画化できそうな。最後の日本の読者のための筆者からの解説が、現代の危機と結びつけられていて,とても良い。2025/12/24
takao
2
ふむ2024/10/02
ゆずこまめ
2
ナチスという言葉からは真っ黒なものしか想像できないけれども、出てくる逃亡者たちの小物さにある意味愕然とする。巨悪というほどのスケール感ではなくて、どこにでもいそうな思想とか関係なくとにかく利益を追い求めるタイプの人たち。げんなりするしある意味怖い。2024/09/25
れいまん
1
題名に関心があり、図書館予約したもの ナチ逃亡者は、「西ドイツの積極的無関心」による恩恵により、多くが、逃亡者となり、ソ連、中東などのスパイ活動や武器商人として活躍することになる 第二次大戦後、ドイツの国家としての将来に渡る反省の行動は、満点に近いものと教わった!しかし、当時の西ドイツ首相アデナウアーでさえも、元ナチの情報を頼りとして、戦争責任追及は積極的ではなかった ヒットラーの第三帝国に納得してナチに入っても、負けるとわかると簡単に、反対側のソ連に情報提供して、生き延びようとするスパイたち。 2025/03/06
nranjen
1
元ナチの第三帝国崩壊後の活動を追った本。第一次資料に基づき、これだけの衝撃的な歴史が語られているのはすごい。諜報機関を設立し、西独やCIAと手を組むゲーレン、それに乗じてソ連と組んで二重スパイを働く者。戦争犯罪人としてシリアに逃亡し武器商人、その中でもさらにはシリアの軍治安組織でナチで培った拷問技術を教えるアイヒマンの弟子のブランナー。FNLに武器を調達する彼らに仏情報局の暗殺者が迫る。エジプトに渡ったナチの技術者はイスラエルの情報局に命を狙われる。シリアを中心に不穏な世界が繰り広げられていて衝撃。2024/11/27




