内容説明
~挫折が、劣等感が、執着が、「名作」を生んだ!~
●職場でいじめられて引きこもりになってしまった【紫式部】
●美少年すぎて人生が狂った【井伏鱒二】
●仕事がしぬほど続かなくて14回転職した【江戸川乱歩】
●芥川賞がほしすぎて川端康成に殺害予告した【太宰治】
●ほんとうはシャーロック・ホームズを書きたくなかった【コナン・ドイル】etc.
世間一般の「ふつう」に馴染めず、トラブルを招いたり、メンタルを病んだりしてしまう――
言い換えれば “こじらせている”人物が、文豪には少なくありません。
しかし、“こじらせている”からこそ、彼らは文学の才能を開花させることができたのではないか?
本書はそんな発想から生まれました。
古代~現代、日本と世界の文豪・総勢「100名」のこじらせエピソードから、名著創造の秘密に迫ります。
「川端康成はゴーストライターを使っていた」「北村透谷が処女信仰を日本に持ち込んだ」「シェイクスピアは転売ヤーをやっていた」
「マーク・トウェインはコレラ菌に転生する“異世界転生モノ”を書いていた」など、教科書に載らない話も多数掲載。
古典・名著をよりディープに楽しめる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
44
こういう本をわざわざ取り寄せておいてなんですが、みんなホントしょうもねえなあ!夫は山月記が結構好きなので、中島敦が女子生徒に手を出しまくっていたと話すと「やめて!もうピュアな気持ちで読めなくなるからやめて!」と長渕剛の性虐待問題を見聞きした直後のような悲鳴を上げていました。ぷぷぷ。井伏鱒二さんがものすごい美少年で、教授に襲われ大学を退学するまで追い込まれたなんてびっくりしました。…ニコニコかわいいおじいちゃんのイメージだったからなあ…。百閒先生の借金エピソード、マジひどい!…好きだけど。人たらしめ~。2024/10/13
メタボン
28
☆☆☆ 日本も世界も文豪は変態や非社会的な人ばかり。というか文豪の異常な作品を読むことで、怖い物見たさを満たしたり、退屈な日常を忘れようとするのかもしれない。日本では貧乏エピソード、海外ではゲイに関する作品が多い気がする。夏目漱石の幽体離脱体験、二日続けて飛行機墜落事故にあったヘミングウェイ、夜の営みで過労死した小林一茶、与謝野晶子のバナナ浅漬け伝説、宇野千代の奔放さ、酒乱の中原中也などが印象に残った。2024/07/19
たらお
23
文豪たちの常人では理解できない変な癖、異常エピソードがずらりと並ぶ。そして、それを一括りにしてしまうと異常さに慣れていくという不思議。異常だから文を書くのか?文豪だから異常なのか?以前「文豪春秋」という本で読んだ谷崎潤一郎「細君譲渡事件」も掲載されているが、エピソードが薄く、「文豪春秋」の方がインパクト大。それぞれをもっと深掘りしていたら面白そう。2024/07/06
鹿ノ子
8
いゃあー、みなさんいろいろとやらかしてらっしゃいますなぁ。今なら完全に犯罪認定されるものから、まぁ笑い事で済ませられるものまで様々です。寝る前に少しずつ読んでいたので毎日変な夢を見そうでした。作品を読んで、「なんて純粋で繊細な人!」と感動したり、肖像写真を見て「おっ、イケメン!」と思ったりしたあの方この方にがっかりさせられましたが、作品の価値は落ちてませんわよ。2024/08/13
えつ
8
これは、以前読んだ真山知幸さんの『逃げまくった文豪たち』とも被るエピソードもあったが、今回もたっぷりと楽しめた。群馬出身の萩原朔太郎と田山花袋は身近に感じたけど、田山花袋ヤバいやつだな〜!!!怖すぎる!!!あと内田百閒の夏目漱石の鼻毛コレクションは笑ったわ〜。漱石も鼻毛抜いて並べるなよ!って思ったけど、太平洋戦争で灰になってしまったのが残念…。今回は世界編もたくさん楽しめて良かった〜!!!2024/07/20
-
- 電子書籍
- 逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が…
-
- 電子書籍
- 輝竜戦鬼ナーガス(分冊版) 【第31話…
-
- 電子書籍
- PEAK(2) ビッグコミックス
-
- 電子書籍
- 気をつけよう! SNS 3巻 依存しな…
-
- 電子書籍
- 食KINGダンディー 6