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内容説明
子育て中のママやその家族に贈る──
小さなノノちゃんと二人、森で暮し始めたママ。
動物たちとのふれあい、森の保育園、一緒にいる時間、離れている時間、新しいパパとの出会い。
作者自身の子育て体験とフィクションの混ざったお話のはじまりはじまり─。
いわさきちひろの孫・春野さんが描く親子の世界。
子育てエッセイも収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
57
図書館本。著者の松本春野さんは、いわさきちひろさんのお孫さんだそうです。森の動物たちと親子が触れ合うというファンタジックな内容。しかし実際の著者の子育てがベースになっており、子供のエゴと母親のエゴが見える、実に等身大のお話です。ーーわたしもねぇ、絵本の中のお母さんたちは立派すぎると常々思っておりましたよ。2020/01/06
papapapapal
34
作者の松本春野さんは、子どもの水彩画で有名な、いわさきちひろさんのお孫さん。優しい画風がどこか似ている。春野さん自身の出産から、その娘が4歳を迎えるまでの日々。「子どもと同じように喜怒哀楽があり、自分の欲求に正直で、時には誰かを傷つけることもある、人間らしい等身大の母親」でも良いのでは…そんな思いから生まれた大人の絵本。自身を取り巻く環境を、森と動物たちに例える視点が面白い。 母親だって未熟で不完全。当たり前の事だけど、私も自分が母親になるまでは、堅く難しく考えて、身構えてたかな…。2020/02/15
S.Mori
29
シングルマザーのおかあさんが一生懸命に娘を育てていくお話です。子供向けの絵本のようでありながら、大人のファンタジーのようなところもあり、物語自体が少し不自然になっています。でもその欠点を補って余りあるのがイラストの素晴らしさ。優しくて温かみがあり、眺めているとささくれた心が穏やかになります。どこかで見たことがあるようなと思ったら、作者はいわさきちひろのお孫さんでした。わたしはちひろの大ファンなので、その作風を受け継いでいる人の本を読めて本当に嬉しかったです。2020/10/17
ゆーり
18
図書館の新刊コーナーにあったのですが「ん?いわさきちひろ?の割に現代風の。。」いわさきちひろのお孫さんは絵本作家でしたか。シングルマザーのママと娘のノノちゃん。森の中のたくさんの動物と人間。手を差し伸べる優しい住人たち。決して「できた」大人ではないママは、自分の都合と家事育児に翻弄されながらも、母子が穏やかに過ごしていく日々が綴られてます。女の子なのに男子トイレで用を足したいノノちゃん、葉っぱの色が沢山あることに気付いたノノちゃん、コンサートホールで消灯したときの反応、小さな事件。だけど素敵。2020/03/29
みさどん
14
子ども向けの表現になっているけれど、これは子育てにおける母の心情を描いてあって、大人向けの様子。前半は森の動物が人と同じようにしゃべったり遊びに来たりして、後半は人間世界がメインって、なんだかちぐはぐだった。本音が描いてあるのだから、メルヘンでなくてよかったのではないかな。子育ての苦労はなるほどで、共感を生みそう。2020/06/09