内容説明
「すべての道はローマに通ず」「火中の栗を拾う」など、
多くの名言を残した17世紀の詩人、
ラ・フォンテーヌによる大人のための寓話集を
現代日本の状況と絡み合わせて考察。
鹿島流の解釈で、現代を斬る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舟江
6
堀江敏行の「熊の敷石」が、ラ・フォンティーヌの寓話から来ている。という事で興味を持った。 進化により、脳の一部が変化して言語能力を身につけた人間は、どんな状況においてもこの新しく獲得した機能を使いたくてたまらなくなったに違いない。 そして、これを必要以上に、つまり情報伝達の用途を逸脱して使っているうちに、今度は、その逸脱した使用法、つまり、ただのおしゃべりの快楽に目覚めてしまったのだ。おしゃべりは楽しく、しゃべっていること自体に喜びが存在するのである。~ 本文より 2017/06/15
いのふみ
5
こんなにも人の「ドーダ」の心は根深いのだ。破天荒な物言いだが、理性があり、教養には信頼を置いている。つまり、よく考えて、その時のベストの選択肢を採るという大人の方法が基本にある。2019/02/28
ろべると
3
続編も続けて読破。 ところで鹿島さんは本書に限らず、「ドーダ」が人間の本質の一つだと言うが、そうかなぁ。日本人は「ドーダ、凄いだろう」といった自己顕示欲は強くない人が多いと思うが。でもツイッターなどで発信するのもその一種であると言うのなら、確かに他者とつながって自己を晒す機会は増えている(かくいう私もこうして「ドーダ」してるわけで)。2021/07/11
Massato
3
結局、どうすりゃいいのだ。2021/01/05
ウンパ
2
ラ・フォンテーヌの寓話を作者が解説。世が変われども、人間の本質は変わらないし、賢くないと思わされる。作者の言うとおり、外交官の研修に使うのはよいかも。ついでに政治家も。2020/08/14
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