内容説明
「超高額ボーナスは社員のやる気に逆効果?」「水を加えるだけのケーキミックスが売れないのはなぜ?」――行動経済学ブームに火をつけたアリエリーの第二弾は、より具体的に職場や家庭で役立てられるようにパワーアップ。人間が不合理である原因を楽しく解き明かす!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
130
前回の予想通りの不合理の内容もありながら、新しい見方や新しい考えを提示していてとても面白かった!今回は私達の生活に根ざしたものが多いと感じた。私が一番印象に残った話は、働く意味である。私達は働く意味が必要。それはどんな些細なものであっても。そのおかげで働くことができている。そして働くモチベーションを無くす一番のやり方がなにも指示をしないことである。たしかにそれが一番心にくると感じた。孤独に仕事をするのは、相当心にも体にもくる。逆にやり方をもたすためには仕事を確認してくれることである。勉強になる指摘だった!2021/10/06
33 kouch
38
高額報酬が却ってモチベーションを下げる。逆に言うと適度な報酬というものが存在するということだが、この設定の妙こそが会社がサラリーで従業員を飼い殺すのだろう。自分の気が付かないところでシステムに取り込まれて、何らかの形で正当化されている。色んな不合理が登場し、論理的に検証されているが…中には「その行動は不合理だとしても別にいいじゃん」とつい開き直ってしまうようなものも多数。自分のこういうところダメなのかもしれない、と思いながら読んでいた。「人生相談室」や「無料より安い…」「お金と感情…」も読んでみたい2025/02/22
saga
32
第一部「職場」、第二部「家庭」に分けて不合理な行動を社会科学的に解き明かす。若い頃は、職場の同僚の働きぶりに「もっと合理的にやればいいのに」と秘かに思っていた。しかし、不合理な余裕もあるものだと経験的に感じる今日この頃。「働くことの意味」は興味深く、しかし今の自分が金銭のため以外に意味を見出していないのではないかと自問せずにはいられなかった。職場でも家庭でも報復・悪感情の行動はダメなんだな~ そして、分かっていても不合理な行動をなかなかやめられないということも理解して行動しようと思う。2018/09/20
加納恭史
27
「予想どおりに不合理」に続いて、気になっていたダン・アリエリー著のこの本を読んでホットします。なかなか個人体験を内面深く、描いています。ほとほと感銘を受けます。まるで内面の作家ヘルマン・ヘッセを思わせます。自前主義のバイアスで、人はなぜ「自分」のアイデアは「他人」のアイデアよりいいのかと問かけます。エジソンの自前主義バイアスには胸が痛みます。エジソンの会社に雇われていたセルビア人ニコラ・テスラはエジソンの指導のもとで交流送電を発明した。だがエジソンは直流送電に執着し、テスラの発明を否定し妨害する。2022/02/19
はるき
27
前作の逆説かつ、補強。理屈で生きない私たち、でも、何だかんだ世間は今日も回ってるじゃないの。著者一流のユーモアと、心を抉られるような実体験を交えた明晰な論調。今回もいい。2019/08/26
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