ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ギャングランド

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ギャングランド

  • 著者名:チャックホーガン【著】/渡辺義久【訳】
  • 価格 ¥1,848(本体¥1,680)
  • 早川書房(2024/05発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784151861017

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内容説明

1975年、シカゴ。マフィア組織のボスが盗難に遭う。潜入捜査員のニッキーは、組織を壊滅させかねない盗品の奪取を命じられ……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

307
ドラマや映画の原作を多く書いてきた作家さんだと知って妙に納得。いい画にはなりそうだけれども、小説ならではの醍醐味に欠ける逸話やキャラ設定が盛りだくさん。ニッキーの過去や今の地位を築くに至った経緯の説明が結構雑に投げっぱなしで、そういうアバウトさが特に映画っぽいと感じた。精神的にも肉体的にも次々とニッキーにピンチは訪れているのに、アッサリ解決できちゃっているように見えてしまうのも、ギャング物で当たりの多いハリウッド映画であれば、面白く料理してくれそう。スコセッシ監督で…は無理か…汗2024/06/11

パトラッシュ

109
シカゴの裏を支配する暴力組織の血で血を洗う内紛は、東映の実録シリーズを思わせる。冷酷非情なボスの手先として粛清を繰り返す男が、実はFBIのスパイという異常な世界。ボロボロになるまで駆け回り巧く立ち回ろうと奔走するが、家族や友を愛するが故に支配される立場から抜け出せず、泥沼であがく弱者の苦しみが全編を覆っている。史実に基づくドラマという謳い文句を疑いたくなる場面もあるが、恐怖政治下で否応なく支配者に従わざるを得ない悲劇が迫る。いつかは叛逆するかと思っていたが逆の道を選んだ結末は、確かにそれ以外なかったのだ。2024/07/11

しゃお

31
著者の『流刑の街』は個人的にオールタイムベストな作品なだけに期待しまくりの本作。期待以上とは言えなかったけど、ギャングの中で抱えた秘密を守りつつなんとか泳ぎ切ろうとするニッキー。果たしてニッキーが下す決断とは。徐々に追い詰められながらも大きな誘惑に心躍る場面はこちらも胸が躍るものがありました。アル・カポネ以降の裏社会(ギャングランド)を虚実入交りながら描かれる叙事詩。少々淡々としているところが物足りない部分はあるけど、実に面白く、特に後半は一気読みでした。2024/12/25

タナー

27
犯罪組織のボスの右腕的存在でありながら、FBIのために潜入捜査を行う主人公ニッキーの生きざまがなかなか。カッコいいと言ってはいけないのだろうが、組織のボスのために邪魔者を消し、組織の重要人物にまで上り詰める。アル・カポネが生きた時代の史実を交えながら、その背景や裏側を濃厚なタッチで描いたギャング小説。全編に漂う血なまぐさい雰囲気がたまらない。やっぱり好きだな、この作家。 2025/04/22

ロア

24
続きが気になり読み進むほどに苦しさが増す……!でも読まずにいられない……!ギャングランド@シカゴ。日本のヤクザもそうだけど、必要悪だと私は思います(*´ω`*)ところで、、、カバーの裏に書かれたあらすじを信じて読み進めていたので、中盤くらいまでは頭の中がだいぶ混乱しましたよ~。だってかなり違うんだもの!このあらすじ書いたひと、この本読んでないでしょ?って思ってしまいました。2024/08/07

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