内容説明
地球上の生命はみな,単独では生きてゆけない.動物と植物の持ちつ持たれつの関係や,驚きの生存戦略,進化と生態系をめぐる複雑な仕組みを,最先端の研究を踏まえ,時に皮肉も交え軽妙な筆致で綴る.トリビア満載,ユーモア満点.視野の広さと確かな知見に基づく,生きものと科学への愛に溢れたエッセイ集.カラー図版あり.
目次
はじめに―朝顔の力学
Ⅰ 生きるための知恵
1 生きる力
2 プロメテウスの贈り物
3 相方探し
4 キリンのくび,パンダの腸内フローラ
Ⅱ 植物の妙計
5 ランの美しい誘惑
6 植物の奸計あれこれ
7 芳香とキューピッド
8 禁断の果実イチジク
Ⅲ 共生の謎
9 菌類異聞
10 平和共存の森
11 緑の上陸作戦
Ⅳ 進化と生態系をめぐる綾
12 意外に保守的な文化戦略
13 雑草をつくる神の手
14 生きものたちの眠れぬ夜
15 カタールの青い芝
16 植物の底力と多様性をめぐる迷走
おわりに
注
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
23
題名に惹かれて図書館から借用したが、あまり面白くなかったので途中から流し読み。ダーウィンの話が良く出てきますが、進化論を提唱しただけでなくいろんな植物についても研究されていたことを改めて知りました。ネナシカズラや食虫植物など、植物の進化の多様性とプリコラージュと言う考え方は新鮮に思えた。2024/07/27
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/d8c052b4-d96a-452b-88a0-656646dbef682025/06/24
ふのりけちょ
1
ダーウィンに始まり、ダーウィンに終わる。数々の訳書を重ねてきた著者ならではの原典に接して得られたエッセンスをスパイスの如く効かせた上質のエッセイ。良い意味で国語の文章問題に引用されそう。 173pの「多様性=安定性」仮説についての論考はちょっと難解だけど興味深い。 175pからのワンダーシーとシャスラーが提唱する「植盲」:周囲の環境における植物の存在が見えずに注意を払っていないこと。その弊害が植物の重要性認識の欠如、植物の評価不可、植物は動物よりランクが低いという誤った認識。結論:植物にもっと経緯を!2025/05/31
takao
1
ふむ2024/08/21
ハルタ
0
すごく面白かった。 これぞ博物学。 菌根菌と植物の根、または地衣類など共生。 かと思えば、人気者の小麦にちゃっかり混じってお世話して貰うライ麦など、サピエンス全史などが好きでしたら是非おすすめ。2025/07/30
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