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内容説明
「プリキュアより仮面ライダーのほうが強い」と息子に言われたら、どうすればいい?――前著『これからの男の子たちへ』が大反響だった弁護士の太田啓子さんと、「男性学」研究の第一人者・田中俊之さんが語り合う“令和版・ジェンダーレスな男子の子育て論”。雑誌『STORY』のWEB連載を再構成し、かつ書籍化にあたり、灘中高等学校の名物教師や、YouTubeの性教育コンテンツが話題のバービーさんなど、4名のキーパーソンを取材。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
13
対談本。子育てに関する話からジェンダーを学べるという意味では具体的で分かりやすい本である。2024/10/07
shoko
9
弁護士の太田啓子さんと男性学研究者の田中俊之さんの対談の連載を書籍化したもの。前作で唯一不満だった「男の子の視点に立ったエンパワメントが少ない」についても触れられている内容で満足!例えば、テレビの入浴シーンで男性の身体を映すことへの意識が緩くないか。男の子のことももっと尊厳と敬意をもって扱う必要があるのではないか、といった問題提起があった。また、本書の最後には有害な男らしさからケアする男らしさへと言った新しい男性像の提示もあった。コラムも素晴らしく、灘中高の片田孫先生のジェンダー教育には感銘を受けた。2025/08/30
藤
3
男性学関連の本を読みたいと思っていた時に新刊で見つけて即買い。前作に続き今作も育児が身近なテーマである分余計に刺さってとても良かった。男児親でなく広く読まれて欲しいトピックばかり。 “男の子の育児のありようを考えることは、実はこの社会全体の性差別をなくすためにとても大事なこと”2024/06/06
シトリン
2
「子育てに大事なことは性別関係ない、分けるっておかしい」と筆者ははじめに書いているのに、タイトルは「男の子たちへ」とある。「性別なんて関係ない」と言える時代をむかえる前に、今は性別ごとに違うメッセージを社会から無自覚に受けとっている、それに応じた対応を考える必要があるということだ。対談本なのでサクサク読めてわかりやすい。男の子育児論とあるが女の子の親も親でなくても読んで学びがある。2024/09/01
相沢ユウ
1
図書館本。対談形式なので読みやすい。著者の二人が、社会から「性別ごとに」発せられたジェンダーのアンコンシャス・バイアスを掘り起こすように語る。生活の事象から取り上げていくので分かりやすく、身に覚えがあることが多かった。これは個人的な体験だがーー施設内の男子トイレをおばちゃんが清掃しているのは男の私でも嫌だったし、気安くボディタッチしてくる異性は困るし、海水浴でも他人に裸は見せたくない。普段はそんな違和感は慣れてしまっているが、「おかしいことはおかしいと言わなければいけない」と思える勇気をもらえる本だった。2025/07/24
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