内容説明
儀礼・お盆・彼岸。
仏教学の視座から見た日本。
仏教学者・立川武蔵が、長年の盟友で日本文学研究者であり、キリスト教徒のキャサリン・スパーリングを聞き手として、仏教や宗教、日本文化とは何かを、やさしく、そして深く、時には脱線しながら、往復書簡のように綴りました。
<目次>
はじめに
第一の問い 自然とは何ですか?
第二の問い 仏教はいかに広がったのですか?
第三の問い 密教とは何ですか?
第四の問い 日本人にとってキリスト教とはどのような存在なのでしょう?
第五の問い 神道と仏教の関係とは何ですか?
第六の問い 仏教にとって憑依はどのように捉えられているのでしょうか?
最後の問い 「ブッダをワーシップする」とはどのようなことでしょうか?
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
41
【もろもろの宗教行為は普遍的な構造を有する】仏教学者・立川武蔵が、日本文学研究者でキリスト教徒のキャサリン・スパーリングを聞き手として、仏教や宗教、日本文化とは何かを、やさしく深く語った書。その最後に、<あなたははぐらかされたように思ったでしょう。わたしがもしもある一つの宗派に属していたならば、私の答えはその宗派の伝統に従ったものとなるでしょうから、もう少し分かりやすかったとは思います。ただ、逃げではありませんがそのように異質なものを含んだことこそ仏教の豊かさだったとわたしは考えています>と。確かに……⇒2024/06/19
to boy
20
面白そうなテーマだと思い図書館から借用。(日本人にとって)自然とは何か、神道と仏教の関係は、密教とは何かなどキリスト教の友人からの問いかけに対する回答が何とも言えず複雑怪奇。著者の豊富な知識が災いしてあれもこれも言おうとしてかえって分かりにくくなっている。話が横道に逸れて行ってスッキリしない話。もっとシンプルに答えて欲しかった。2024/05/04
紫羊
14
仏教にとらわれず、日本人の根っこにある宗教観や自然観を大雑把に語っている。何となく煙に巻かれたような読後感。2024/04/28
れい
7
【図書館】見開き1ページから2ページくらいの量の問に1から200くらいの量で答えている気がする。問の答えから脱線することもしばしば。幅広い知識を携えて講義されているような様でした。お二人共日本の文化については詳しい方々なんだろうと思う。日本に住んでいても知ろうとしなければ知らないこともたくさんある。キリスト教が入ったときに凄い勢いで信者が増えたのはなぜなんだろう。時の権力者が禁教したから止まったようなものの、生きていくのが大変だったんだろうなと思う。仏にすがっても救いがないので乗り換えただけなんだろうか。2024/06/09
Go Extreme
2
宗教理解の基礎概念 聖なるものと俗なるもの 浄なるものと不浄なるもの 個人的宗教行為と集団的宗教行為 人にとって大切なままごと 近代の概念である自然 山川草木 日本人の自然観 創造主を認めない仏教 山という神 仏教の日本への導入 ブッダのイメージ 大乗仏教の神々 マンダラという装置 無量光大日如来 繋ぎの仏 憑依の構造 他者の侵入 観想法という行法 能における死後の世界 ブッダをワーシップ 念仏の汎化 神道と仏教の共存 樹に宿る神 神仏習合 心意統治2025/05/24




