徳間文庫<br> 酔いどれ犬

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徳間文庫
酔いどれ犬

  • 著者名:樋口明雄【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 徳間書店(2024/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198931186

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内容説明

一度だけドラマの主役を射止めたが、最近は声もかからず、妻にも逃げられた鳴沢。今では過去の栄光を捨て、自堕落な日々を過ごしている。そんなある日、飲み友達が殺された。どうやら、巨額の保険金がかけられていたらしい。事件後、身に覚えのないはずが、なぜか鳴沢の周辺を嗅ぎ回る者たちが現れはじめる。不穏な空気を感じつつも、独自に死の裏を洗うと、意外な事実が見つかり…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

58
昨夜は久々に男臭い本に出会って寝る時間を忘れてしまった。自堕落な生活を送ってはいるが、まだ人生を捨てていない鳴沢。昭和は酔っ払いが多いのかと問われそうだが、酔っ払い大いに結構じゃないか。男も女も下を向きながらちまちまと指を動かし、人の顔など見て話しやしない。親と子、いつの世も旨くいくとは限らないが尊属殺人は最も刑が重かった。今でもそうか分らないが、余りにも人が殺され過ぎだ。飲み友達の死を探ったばかりに殺されそうになる鳴沢。昭和は人情の世界だったと云っても、今の人達には理解されまい。糞煩わしいだけだと。2016/02/07

GAKU

24
ハードボイルド色を出そうとしたのだろうけれど、今ひとつ何か足らないといった感じでした。 2025/03/26

マムみかん(*ほぼ一言感想*)

4
愛情を求めているのに不器用で素直になれず、孤独で寂しい登場人物たち。 飲み友達の不審な死を調べ始めた元俳優の鳴沢多聞に、なぜか迫る危機と入り組んだ謎が面白かった! 落ちぶれてアル中気味だけどプライドを失わず、周りの人たちを惹きつける鳴沢は、藤原伊織さんの作品の主人公に似ていて好みでした♪ 2010/11/03

さちこ

2
サクサク読めたし、ドキドキがいっぱい。汚れて落ちぶれたヒーローだけど、1本筋が通っててカッコイイ。仲間達の優しさもいいなと思う。思うように行かないのが人生なのねー。2011/06/18

nyanlay

2
男くさい一冊。ドラマっぽいと思いながらもついついページをめくりたくなる、スピード感があった。2011/02/05

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