内容説明
乳幼児揺さぶられ症候群(SBS : Shaken Baby Syndrome)は,赤ちゃんを揺さぶることで幼弱な脳に甚大な損傷を与え,ときには命すらも奪ってしまう。
本書は,SBSの実際を理解するうえでの最良の一書であり,「赤ちゃんを揺さぶっても問題はない」「多くの小児科医は,虐待であるとの先入観から誤診を繰り返している(病院に連れていくと虐待扱いされてしまう)」という公衆衛生的に看過できない危険な主張から生まれる新たな悲劇を防ぐことにも繋がりうる一書となるであろう。
第I部では乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の概要,歴史,病態生理学を説明し,この加害行為がもたらす法的・社会的・感情的影響について概説する。
第II部ではSBSの被害児像・加害者像を事例を用いて検討し,また法廷における論争と被害児・加害者それぞれの家族が被る影響についても述べる。
第III部では,SBSに対する実践を,米国における実際の裁判例や予防戦略,泣いている赤ちゃんをなだめる方法といった視点から紹介する。
巻末には付録として,「訳者によるAHT(Abusive Head Trauma:虐待による頭部外傷)解説」も収録。漫画による解説と医師・法医学者・児童福祉司・報道関係者など各分野の専門家によるコラムを多数掲載し,AHTを取り巻く論争の「今」に迫っていく。
目次
著者はしがき
日本語版まえがき
はじめに
日米の刑事司法制度の違い
第I部 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の実際
第1章 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とは何か?
第2章 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の歴史
第3章 揺さぶりという外力が幼弱な脳に及ぼす影響
第4章 併発する身体損傷
第5章 深刻な後遺症
第6章 コンサルテーションとフォローバック
第II部 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)をより深く学ぶ
第7章 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の被害児像
第8章 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)の加害者像
第9章 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)を取り巻く「論争」とは
第10章 家族のニーズを理解する
第III部 乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)に対する最善の実践
第11章 捜査と起訴
第12章 予防のための実践
第13章 赤ちゃんの泣きへの対処
むすびに
付録 訳者によるAHT解説
訳者あとがき
-
- 電子書籍
- 第19話 居場所ねェな コルクスタジオ
-
- 電子書籍
- キング・フロムヘル【全年齢版】【タテス…
-
- 電子書籍
- 村人ですが何か?【タテスク】 Chap…
-
- 電子書籍
- ニューモデルマガジンX 2023年4月号



