日経プレミアシリーズ<br> #生涯子供なし なぜ日本は世界一、子供を持たない人が多いのか

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日経プレミアシリーズ
#生涯子供なし なぜ日本は世界一、子供を持たない人が多いのか

  • 著者名:福山絵里子【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 日経BP(2024/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784296118632

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内容説明

《「#生涯子供なし」…なぜ日本は無子化・少子化のトップランナーとなったのか。SNS上で大きな反響を呼んだ特報を起点にその背景へ迫る。》

・無子化=少子化とは言い切れない?
・そもそもセックスしたくない?
・ハッシュタグ「#生涯子供なし」にあふれた声とは?
・高齢者の4人に1人が賃貸住宅入居を拒否される?
・「子供を望まない」3割の無子志向集団
・出産すれば退職……産めなかった時代の働き方

〇「生涯子供なし、日本突出 50歳の女性の27%」
経済協力開発機構(OECD)が発表したデータベースによれば、1970年に生まれた女性の50歳時点の無子率を比べると、日本は27%と先進国で最も高い。このことを報道した日本経済新聞の記事はSNS上で大きな反響を呼び、ハッシュタグ「#生涯無子」「#生涯子供なし」を添えてさまざまな声があふれ出した。

○本書ではこの記事を起点にし、日本に未曽有の「無子化」「少子化」が到来した複雑な社会背景について、女性と子どもをとりまく歴史的経緯、さらに海外での「独身税」をはじめとした最新のデータや議論などにも触れ、私たちが今後どのような社会を構築していくべきかを検討していく。

〇本書の特筆すべき点のひとつとして、「無子化」「少子化」を語る際にとりこぼされがちな個々人の視点を丁寧に汲み取ることも試みていることが挙げられる。無子化を「問題」として扱うことも慎重に問い直しながら、「問題」として取り組むことをしなければ、子供を持たない人の増加の背景にある社会的な構造を見落とす可能性があると筆者は警鐘を鳴らす。
子供の有無にかかわらず、現代の少子化問題に疑問を持つ方々に読んでいただきたい1冊。

目次

はじめに
第1章 「子供を持たない人たち」の実像
第2章 「無子化」と「少子化」を考える
第3章 世界の無子化と日本の無子化
第4章 無子化と私たちの未来
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

58
部分的な抜き出しをしようとも思ったが、当事者としての感想を書きたい。私は無子化の当事者だが、今後も非婚ゆえ、万が一、連れ子の女性との初婚はあるかもしれない。が、確率的にはかなり少ない。したがって、本書を読んだ当事者が行動を変えることは、私からすれば、無理だと思う。むしろ、20年前に戻れればいいが、それは不可逆的だから無理。無子化ならば、無親化である。親になれないわけだから、その経済力が低いのは自明である。ただ、昨日の南海トラフ地震で避難所に逃げている子連れのお父さんには同情する。自分だったら絶望する。2024/08/09

たまきら

47
読みながら(なぜ、それぞれの選択を尊重できないのだろう?)と思う自分が頑固に突っ立っていました。古代ローマのエピソード、各国の支援制度。確かに「子供がいない」は国にとっては脅威かもしれません。でも国が口出したって変わらないと思います。これはすべて大いなるロシアンルーレットみたいなものですから。…近所に11人お子さんがいるご家族がいますけど、あれはあれで命中率の高いロシアンルーレットだなあ…。読み友さんの感想を読んで。2024/10/07

よっち

32
なぜ日本は無子化・少子化のトップランナーとなったのか。SNS上で大きな反響を呼んだ日本経済新聞の特報を起点に様々な声があふれ出したその背景へ迫る1冊。日本に「無子化」「少子化」が到来した複雑な社会背景について、女性と子どもをとりまく歴史的経緯、さらに海外での「独身税」をはじめとした最新のデータや議論などにも触れていて、それらを読んでいくと総じて感じるのは安心感や余裕の欠如で、少子化対策というと多子家庭への援助に目が向きがちですが、その手前の未婚率改善に取り組まないことには何も始まらないような気がしました。2024/05/29

k sato

29
「#生涯子供なし」。2023年1月のSNSにトレンド入りした投稿。積極的または何らかの事情で子を生涯もたない無子を語る。無子化と少子化はイコールではない。無子化が進んでも、女性が生涯に子を5人もつ社会であれば少子化ではない。20代が子を持たない理由として、絶望的な社会に子どもを送り出すことに責任を持てないことを挙げている。無子化の増加や出産数低下の複雑な理由を解していない日本政府に対して、重ねて興ざめする。国家の人口維持はそんなに大切か?どんな家族像を目指すのか?未婚の精子提供による人工授精を認めてほしい2024/12/15

ぐっち

16
一口に少子化といっても、子を持たない理由はそれぞれ。それぞれの立場に目を向けながらその理由を整理していて、読みやすい。子供を持つ世代も含め、社会全体が将来にもっと希望を持てるようになるといいと思った。2024/07/20

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