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内容説明
笑って笑って66年! 舞台、映画、テレビ……。伊東四朗はいつも「そこ」にいた
粋にして骨太、スマートにして軽妙。てんぷくトリオ、電線音頭、笑ゥせぇるすまんから「おしん」の父親、白河法皇まで。
当代一の喜劇役者・伊東四朗の「むかし・いま・これから」を約百年に亘る“東京喜劇史”を軸に鮮やかに描き出す本格的評伝。
「喜劇にはあらゆる役が登場します。二枚目から老け役、女形、それこそ動物の役まで。
喜劇をやっていれば、どんな役が来ても驚かなくなりますよ。だから私は、喜劇ができれば
どんな役でもできると思っているんです」(本文より)
目次
第一章東京喜劇の現在
第二章軽演劇とストリップ小屋の原風景
第三章喜劇界のパラダイムシフト
第四章「B級バラエティの王様」として疾走
第五章笑ゥせぇるすまんから白河法皇まで――演技者・伊東四朗
第六章 終わらない挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
31
てんぷくトリオはもとより、ベンジャミン伊東すらリアルタイムで経験していない若い著者ではあるが、前書『ドリフターズとその時代』が同じように『全員集合』に間に合わなかったもののとても丁寧に綴られた内容だったので警戒せずに読めて、またその安心感が実感としてページを捲るたびに押し寄せてもくる。前書が演劇史という視点からドリフを論じたように、本書も伊東四朗を東京喜劇の視点から考察しているのが最大の特徴だ。電線軍団のアナーキーなキャラから『伊東家の食卓』のお父さんキャラ、(つづく)2024/07/05
gtn
14
伊東四朗といえば、「みごろ!たべごろ!笑いごろ!!」が初インプレッション。小松政夫との「電線音頭」は衝撃的で、小学校中、皆マネをした。「人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団」とのドナリは今も忘れない。ドリフにも欽ちゃんにもない狂気があった。その後、辛気臭い「おしん」等にも出演したが、彼は、"俳優"ではなく"喜劇人"。御年八十七。願わくば、"最後"の喜劇人にならないことを祈る。2025/02/18
hitotak
9
三木のり平、三波伸介といった東京の喜劇人達との思い出、舞台やテレビでの活躍、更には俳優としてのキャリアなど、伊東四朗さんの60年を超える芸能人生が書かれている。舞台上での共演者との間合いの取り方や観客の反応で変わる演技、稽古前に脚本は全て頭に入れるなど、伊藤さんが長年培ってきた舞台哲学がいくつも語られ、その深い見識に感じ入った。著者は79年生まれで伊藤さんの存在を認識したのは俳優業の方だったというが、まるで見てきたように戦後の東京喜劇史が語られる。電線音頭とベンジャミン伊東の誕生、その終了までが興味深い。2024/09/01
Gen Kato
3
よくぞ出してくれました、な伊東四朗本。もう、舐めるように読みました。舞台で観たことがないのが痛恨なんですが、TVや映画では追っています。シリアス演技も素晴らしいですが、この方がいるだけで駄目なコメディも立派な「喜劇」の一場面になるんですよね(どの映画かは自粛)。長生きしてください。舞台観たいなあ…2024/10/31
funkypunkyempty
3
★★★★★ “ベンジャミン伊東”が記憶の片隅にある幸せ2024/08/22
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