内容説明
『日本奥地紀行』(240)につづく,イサベラ・バードのアジア紀行第2弾。1894年の甲午農民戦争と,それをきっかけとする日清戦争__19世紀末の朝鮮の実態を直接見聞したイギリス女性の貴重な記録。 第1巻は, 第18章まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A.T
16
日清戦争の前後の朝鮮半島やウラジオストク周辺の状況を、第三国のイギリス人 イザベラ・バードさんの目を通じて書かれた本。正直、日本人として辛くなるような事が多々ある。しかし、それが現在の韓日、露日関係を築いたとすれば、自業自得の日本人なのだ。。。イケイケで侵略していた実態がここにある。2019/04/11
hiroizm
5
李王朝末期の朝鮮半島を記した貴重な旅行記。著者は都市部の不潔さには滅入っていたようだが、朝鮮半島の自然の美しさをたいそう気に入ったようである。金剛山の長安寺というなかなか立派な寺を訪れているのだが、別途調べたら金剛山系は南北国境で分断、長安寺は朝鮮戦争で焼失と知って呆然。朝鮮半島現代史の激動ぶりを思い知らされた。著者の行動力や観察眼も眼を見張るものがある。この人の本はこれからもコツコツ読みたい。2018/05/31
Kazuo
2
翻訳者はパク・サントク氏という在日朝鮮人。著者の作品を読むのは、Unbeaten Tracks in Japanに次いで二作目。同書出版から18年後に本書は出版されている。相変わらず辛口である。時代は朝鮮をめぐって行われた日清戦争を挟んでいて、日露戦争前である。朝鮮官吏の様子にしても、奉天における清国軍の様子にしても、国家において「統治」という実務がいかに重要なのかが良く分かる。2015/03/23
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