内容説明
草創期の日本民俗学の先達,南方熊楠の英文をふくめた論考ほか,随筆,書簡文の代表的なものを精選。『十二支考』(215-)とあわせて,南方の広範な業績のエッセンスを知ることができる。第2巻は,大正4年以降の作品。解説を付す。巻末に索引。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
23
『郷土研究』は地方経済学の雑誌(295頁)。 産業の変改、地堺の分割、市村の設置、水利道路の改全、 衛生事業、地方有利の天然物(296頁)。 地方制度、比較法律、俚団(village community)研究の必要性(300頁)。 制度経済の論文が少ないと嘆かれる論調。 柳田国男に寄せた書簡の中で(396頁下段)。2014/04/25
takeapple
11
南方熊楠ってなんて博識なんだ。大英博物館にいたから欧米の文献はもちろん、その読書範囲は、日本の古典、漢籍、仏教典、当時の民族誌など多岐にわたり、それらを縦横無尽に引用して書いている。神社合祀反対運動に関する物を読むと、当時のこの神社合祀が、官憲による公文書偽造、贈収賄を生んでいたこと、権力を握るものがお友達を優遇していて、それらが追及されるとのらりくらりと誤魔化し逃げていく様は、あれ、いつの時代のことだ!と思ってしまう。明治大正期の著作だから文語調で慣れるまで大変だけれど、しっかりした日本語が心地良い。2020/05/06
丰
0
Y-212000/07/06
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