内容説明
政治家の介入による番組改変を告発した元NHKディレクターによる初のドキュメント。ETV2001番組改変事件からジャニーズ性加害への加担まで、劣化するNHKの内実を記し、公共放送としての再生への道を模索する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
155
著者は元・NHKのチーフプロデューサー。「街道をゆく」や「四大文明」などの制作にも携わっていた。タイトルにもあるように、HNKを取り巻く政治家や官邸からの外圧・番組への介入を具体例を元に語っていく。さらに、ジャニーズ性加害にNHKが加担してきた実態にも切り込んでいた。「NHKは、隠したい大きな事実がある場合、本質から外れた細かなを事実を詳細に公表する傾向がある」。細かに説明すればするほど、胡散臭い!どこの組織にも共通する病気、かもしれない。2025/08/03
どら猫さとっち
10
政治家の介入による番組改変事件、東京五輪のドキュメンタリー番組のやらせ、ジャニーズに所属している少年の性加害…。権力や政治が関わって以来、NHKは狂い出して、本来あるべきスタンスを見失っていく。NHKは何のためにあり、誰のものなのか。元NHKチーフ・プロデューサーが、この不祥事を振り返った告白書。本来の意味での、“皆さまのNHK”は取り戻せるのか。そのヒントが本書にある。2024/09/12
Akio Kudo
3
★★★★★ 非常に意味のある告発で、読み応えがある。2025/02/25
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/4c49dd63-e045-4acb-9b9f-a9cf0ba0aa42 2025/06/27
越部社長
1
女性国際戦犯法廷から最近のジャニーズ問題やインターネット活用業務をめぐる不祥事までの、NHKをめぐる放送のあり方の問題について、長くNHKで活躍した後に、内部告発をして退局した長井暁氏が、実体験と関係者への取材をもとに赤裸々に記した告発本。公共放送がいかに政治権力に屈してきたかを知るために、全ての人が読むべき一級の資料。長井氏の言うように、いくら良い番組を放送していても、政治権力からの自主自律を堅持できないなら、公共放送を名乗る資格はない。それは「公共放送」を「報道機関」と言い換えても同じことだと思う。 2024/10/30
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