トイレ野ようこさん

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader

トイレ野ようこさん

  • 著者名:仙田学/田中六大
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 静山社(2024/04発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784863898127

ファイル: /

内容説明

有名な学校怪談「トイレの花子さん」を、純文学/ライトノベルの名手・仙田学が編みなおした児童文学作品。著者自身がシングルファーザーとして子育てしながら、子どもたちを寝かしつける際に練り上げていった創作物語をベースにしている。主人公は小学4年生のちょっとおバカなサブロー。ある夜、学校にリコーダーを忘れたことを思い出したサブローは、親に見つからないようトイレの小窓から脱出して学校へと向かう。途中で遭遇してしまったクラスメイトのみんとちゃんもなぜかついてきて、一緒に夜の小学校に侵入! 暗い廊下をおそるおそる歩いていたふたりの耳に、女子トイレから「……タスケロ」の声が。「よし、ぼくが助けたるで!」意気揚々とサブローが向かうも、トイレからは〈はなこさん〉と〈ようこさん〉2体の怪物が現れ、てんやわんやの大騒動に! 「三枚のお札」などの昔話を礎に、関西弁でにぎやかにテンポよく展開する抱腹絶倒の痛快コメディー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遠い日

4
田中六大さんがこんな恐ろしい怪物を描くなんて⁉︎とびっくり。トイレのはなこさんの怪談をフルに改変、ようこさんまで登場し、しっちゃかめっちゃかの展開。凝り固まった怨念がようこさんを突き動かす。そもそもサブローが夜の学校に忍び込む理由が無理くり。着いて来たみんとちゃんもどうなん?はなこさんの仕事は子どもを驚かせること。でも、ようこさんははなこさんへの恨み骨髄に徹して、ひどい行状。三枚のお札のパワーは凄まじく、それに拮抗するようこさんの破壊力もすごかった。はなこさんはサブローのやさしさに救われたのではないかな。2024/02/22

三編 柚菜

4
トイレの花子さんにはある種トラウマのようなものを抱いていた私ですが、本作を読み終わった後にはそれが綺麗さっぱり拭い去られていました。なんといってもサブローとみんとの掛け合いが、ホラーを題材にしているとは思えないスラップスティックを生んでいて面白いのです。それでいて「ようこさん」との闘いでは、思わず幼心が蘇ってワクワクさせられました。最後までサブローの、ちょっぴりアホだけど真っ直ぐ優しい人間味が溢れていてよかった🚽2024/02/10

gero

0
トイレの花子さん;三枚のお札;ドタバタギャグ 読んでいる間ずっと心の中の男子小学生が大喜びしていました。家でうんちをしていたサブロー君は忘れ物を思い出し、途中で会ったみんとちゃんと夜の学校に取りに行きます。そこで助けを求められるままに、女子トイレにいたガタイのいいはなこさんと、男子トイレのさらにムキムキのようこさんを解放してしまいます。その後は二人が暴れるたびに何かが壊れ、さらに破壊規模がインフレしていくという非常に頭の悪い展開になります。コロコロ好きな子どもに薦められる新たなクラシックスの誕生です。2024/07/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21721006
  • ご注意事項

最近チェックした商品