内容説明
病気で入院しているお母さんの病室から逃げ出したニコラス。彼が行き着いた場所は、時間を行き来できる列車が発着する駅だった。ニコラスは病気のお母さんを死なせないために過去へともどることに。しかし過去にもどり、「今」に帰ってきても、お母さんは病院のベッドで横たわったまま……。────人が死ぬことに一体なんの意味があるっていうんだ? どうして過去を変えちゃいけないんだ。ニコラスは葛藤しながらも本当に大切なことに気がついていく。そして最後の決断をする……。
いつかだれにでも起こりうる、人生最悪の日のための一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
timeturner
7
母親が病気で死にかけている少年が過去に戻って何度もやり直そうとするタイムループ物。少年のひたむきな気持ちと最後に選んだ答が切ない。でも、ひとりで考えて、こういう形の別れを選ぶことができたのは素晴らしいな。2024/05/11
oyasumi
6
『だれかが死にかけている時に最悪なのは、その人がいずれ本当に死ぬってことじゃない。死んでしまって、いなくなっちゃうのは、もちろん悲しい。でも、それ以上にいやなのは、まちがいをやり直せないことなんだ。ずっと頭からはなれない失敗や、やらかしちゃったことを。』 入院しているお母さんの病室から逃げ出した十二歳のニコラスが乗ったエレベーターの終点は、時間を行き来できる列車の駅だった…。 後悔しないでは生きられないけど、死ぬときは楽しかったことを思い出せるように生きたい。 2025/07/05
リーコ
0
タイムループもの。読みやすく最後に近づくに連れジーンときた。成長していく過程が良かった。2024/06/13
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