内容説明
人気「夜ふけに読みたいおとぎ話」シリーズ、アンデルセン童話の第2弾。古典童話の新訳をアーサー・ラッカムの美しい挿絵とともに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハルト
11
読了:◎ アーサー・ラッカムの挿絵付。「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「皇帝の新しい服(裸の王様)」等の有名どころから、「ニワトコおばさん」「お父さんのすることはいつもよし」など初めて知るものから、なんとなく既存の話に近しいものまで、十三編の童話が収められている。デンマークの地で童話を作りながら生きてきたアンデルセン。意外にも民話を参考にしての作品は十五分の一と少ないというのに驚いた。ドイツのグリム兄弟を個人的に師事しながら、創意の詰まった童話を書いてきたことが素晴らしい。これからも長く読まれる作品だろう2024/07/03