内容説明
戦争、宗教、民族、国家、生政治、免疫…哲学者の著作から、閉ざされた自己をもつ私たちが他者とどう社会を構築するかを考察する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
どら猫さとっち
10
他者とは何か?社会とは何か?国家や戦争などの暴力、宗教に共生をめぐり、社会哲学は生まれた。古今東西の哲学者たちは、社会を他者と向き合うにはどうすればいいか、そこから見えてくるものは何かを考えてきた。これらの思想をわかりやすく解説した、「労働の思想史」に続く哲学案内。人は社会や他者によって、支えられ作られる。それがいいことであれ、悪いことであれ、考えた先に人間の真理が見つかるのである。 2024/11/06
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/2bdf8265-9741-401f-9585-30fa0350f6f92025/06/10
ウンにゃん
1
科学や事実関係からだけでは説明できない人の心の動きが、哲学の視点からだとすっと理解できることがあり興味深かった。 とくに、「なぜこのような行動をするのか理解できない」他者の行動の説明として、非常にしっくりくる思想もあり、哲学をこれまで学んでこなかった身には入門書としてちょうどよかった。 一方で、本書で紹介される女性がハンナ・アレントだけである点に、哲学という分野の、非常に男性優位で排他的な雰囲気も感じ取った。2025/08/10
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