内容説明
高い確率で発生されるといわれる首都直下地震。
2024年元日に起こった能登半島地震により首都直下地震、そして連動して起こる大災害の警戒が強まっています。
本書は、内陸地震が増えているという新事実、新たに危惧される震源域、活動が活発になっている火山、能登半島の地下に集中する「ひずみ」で急務を要する直下型地震の対策など最新の知見から、日本国民が知るべきリスクと、予想される災害のシナリオ、被害想定、そして命を守るためになにをすべきかを簡潔に網羅した警鐘の書。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
56
南海トラフ巨大地震は2030年代との予想!著者は、京都大学経営管理大学院客員教授・龍谷大学客員教授の鎌田浩毅先生。近未来に迫りつつある危機の全貌について、地球科学の視点で日本列島の状況を分析した一冊。内陸地震が増えているという新事実、新たに危惧される震源域、活動が活発になっている火山、能登半島の地下に集中する「ひずみ」で急務を要する直下型地震の対策など最新の知見から、日本国民が知るべきリスクと、予想される災害のシナリオ・被害、そして命を守るためになにをすべきかを簡潔に網羅した本。「長尺の目」覚えました。2024/09/18
coldsurgeon
9
日本における自然災害による危機を語る。東日本大震災から能登半島地震に至る幾多の地震、火山噴火を科学的にとらえ、予測につなげることが出来ることはごくわずか。災害を科学でコントロールすることはできず、的確に予測することもできない。それでも災害を科学的に理解し、個々人が備え、減災につなげなければならないのだと思う。地球や自然に、しなやかに付き合わねばならない。2024/05/23
華形 満
8
ちょうど宮崎での地震発生と共に南海トラフ巨大地震注意が発令されたタイミングでの本書は実に切迫感を持って読めた。南海トラフ以外でも、あまり触れられないが富士山大噴火の可能性も十分ある訳だし、あれだけ富士登山客が殺到していて、噴火発生時の対策など全くスルーされている実情は実に恐ろしい。本書によると南海トラフ地震と富士山大噴火は十分リンクしており100%噴火するというのが丁寧に解説されている。とかく忘れがちな自然災害への啓蒙として必読であろう。2024/08/12
aochama
7
南海トラフ地震、首都直下地震、噴火の概要とリスクの説明のほか、現在の建物の耐震対策についても言及、科学の限界を正しく理解し、分散型社会が望ましいと提言する本書は科学の伝道師として活躍されている著者の叫びが詰まった内容でした。火山の説明でアトランティスは地中海にあったという最新のお話も披露され、飽きさせない工夫がいっぱいです。 大地動乱の時代に生きる以上、一度は目を通しておきたい内容ですね。生活に活かしたいですね。2024/06/29
倉屋敷??
4
首都直下、南海トラフ地震がメインかと思いきや、どちらかと言うと広く地球科学を扱った本でしたね。 なので読み終わる頃になると地震の話が懐かしく思えるほどです。まぁ地球科学のことを噛み砕いて色々教えてくれるのでそこは面白かった。2025/02/12
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