内容説明
「耳なし芳一の話」「雪女」など、日本に伝わる伝説や怪談を文学として再話した傑作群を収める、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の二大作品集『怪談』『骨董』を、ハーン研究の第一人者が個人完訳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
翠埜もぐら
23
昆虫や摩訶不思議なおはなし随筆集。子供の頃は八雲さんが日本語で書いた話かと思っていましたが英語で書いた本を翻訳したと言うことで、でもご本人の日本語での語り口を知りたいなぁ。しかし英文をどう解釈したのかとか原典などの大変詳しい訳注がついていて、短編集というよりまるで研究書。逆に英語版にもちょっと興味が(英語苦手なんですが) 話としては「茶碗の中」が昔から好きで、茶碗の中に勝手に現れておいて飲まれたから怒るって、何という理不尽。そしてそこで話が終わってしまうって何という中途半端。この中途半端さが楽しいわ。2024/05/02
花乃雪音
18
「耳なし芳一」「雪女」「ろくろ首」など子供の頃に知ったリライト又は映像作品が記憶に強く残った。そのため本書は以前読んでいたにも関わらず記憶に残っておらず「耳なし芳一」のラストで芳一が平家語りで天下に名を轟かせる才を持ちながら耳なしとして世間に知られるという物悲しさを初読と同様に感じてしまった。城平京、片瀬茶柴『虚構推理』にて本書におけるろくろ首は首が抜けるという説明があったがこれも全く記憶しておらず子供時分の記憶の根強さを思い知った。2025/07/26
Porco
16
童話を再発掘したディズニーのように、日本古来の創作怪談奇談を再発掘し八雲式【雪女】,【耳なし芳一】として、日本の古の怪談と言えばというレベルまで定着させた小泉八雲の『怪談』。異文化圏から帰化までしてここまで誠意と理解をもって当時紹介してくれたことに、読んでいて改めて感嘆の念が湧く。 (昨年、表沙汰になり物議を醸した弥助に関する騒動を思うと特に…) (1/2)2025/01/11
まさ☆( ^ω^ )♬
13
幼少の頃から馴染みのある怪談。ここに来てちゃんと読んでみたいと思っていたところに、最新の翻訳という事で飛びつきました。怪談だけではなく、昆虫を題材にした随筆や、エッセイ的なものまで、代表的な作品が収められているという事で初めて読むには丁度良いのではないかと感じた。期待していた以上に面白かった。ホラーとは違う、日本の怪談の湿度を感じる怖さが好きですねぇ。2024/02/28
播州(markⅡ)
9
小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは日本の怪談話等を収集・欧米に紹介した人物で、日本人の妻を持つ。しかし日本語はあまり堪能ではなく妻の通訳が無ければ意思疎通が難しいときもあったと聞きかじっていた。しかし彼の文章を見て唸った。日本人である自分よりも深く正確に三十一文字を理解し、別の言語で紹介までしているのだ。しかもあとがきによると、物語の骨子を組み替え、より分かりやすく、効果的な文章にまで昇華させているとのこと。馴染んだ怪談話を見る目が変わった。2025/11/02
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