内容説明
SNSで大反響! 多様性の時代の新エッセイ集
29歳で移り住んだニューヨーク。
言葉も、これまで培ったスキルも通じない日々。
そんな中、大切な人たちと繋がらせてくれたのは
心の底にしまい込んでいた自らの美意識だった。
「本音をインターネットに置いておいて、本当に良かった」――
世界の諸問題への視点、生活への美意識。
総フォロワー数15万人超のSNSで、独自の視点が信頼と感動を呼ぶ
文章を発信し続ける著者のデビュー作。
noteで大反響を呼んだエッセイに書き下ろし6編を加えた
新世代エッセイ集。
解説・谷川嘉浩(哲学者)。
※この電子書籍は2021年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
56
装丁が綺麗だと思い手に取った。内容としては著者の塩谷さんのニューヨークへ移住してからのエピソードをまとめたエッセイになっている。まず文章が素晴らしい。言葉が瑞々しい。そしてこういった文章でエッセイを書きたいと思わしてくれる文章表現や話の構成になっている。SNS時代において言葉の重要性を改めて感じさせてくれる作品であった!2024/06/27
べる
11
真夜中にネットへ本音を綴ることをセラピーとする著者のエッセイ集。29歳で現代アートの中心地であるニューヨークへ移住して経験したことや出会った人から考えたことが綴られていた。夢の欧米暮らしをしても、結局のところは簡素で素朴な自分の顔に落ち着いたり日本の引き算の美を心地よく感じたりするようだ。外に何かを求めるより、刺激は自分の内部にも満ちていて、そっちを追いかけるほうがうんと高揚感に包まれることに気づいていく。私もまずは家を自分の矢印を思い出せる空間にして大切にしたい。価値のものさしが自分の五感になるように。2025/11/09
グレートウォール
8
バスライターという本人曰く恥ずかしい肩書がある塩谷舞さんのエッセイ。以前はバズらせ方を駆使して記事を多くの人の目に触れさせる生業をしていた彼女も経験を経て、NYへと引っ越し、いつしかちゃんと自分の目の行き届くところに意識を向け始めるようになる。彼女の感性を持ってしても生きづらさや世の中の問題はやはり大きくて、それでも答えを見つけようと足掻く。この世代の方が何を考え、そして私たちが何をすべきか、立ち止まって考える良い機会になった。2024/05/18
うちこ
7
このかたの文章を読んでいると「ウォッシング」に対する感覚が刺激されます。 「させていただく」は謙遜ウォッシングだし、「これもメッセージ」は宇宙意識ウォッシングに見えてきます。 薄っぺらいものを虚しいと感じる苦しみがいろんなトピックの中に散りばめられていました。 法則は知っているし慣れてはいるけど、わたしはこのパターンの中にいることをそろそろ終わりにします、と区切りをつけていくことについて、見栄とプライドと現実について、ふわっと何かを思い出しながらあっという間に読み終えてしまいました。2024/09/06
ERIN
5
エッセイ本でここまで付箋がついたのは初めてかもしれない。感じたことを慎重な手つきで紡いでいるような文章が、私にとってはとても心地よかった。「ぴたりと波長が合う人が見つけられた瞬間は、あぁ一人じゃなかった!とすべての過去を全肯定してあげたくなるような、全身をお風呂で温めるような感覚に包まれるのだ」2025/01/26
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