内容説明
新型コロナウイルスの蔓延で、兵庫県の祖父母の元に身を寄せている中学生の悠人。街中で地元地銀に行列する人から聞いた噂を何気なく「のじぎく銀行が危ないって」と呟いてしまう。フォロワーは知り合い10人ほど。しかし、コロナで経済的に逼迫していた人々の間でたちまち拡散されていく。不安は不安を増幅し、さらなる危機的な事態へ……。ネットワークで全金融機関がつながる現代で、SNSでのバズリが招く金融危機を描く。(『Disruptor金融の破壊者』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノッチ
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コロナ禍を題材にした作品。本書は一定のハッピーエンドだが当時の苦境を思い返しこの現実、むしろバッドエンドを迎えていたかもしれないと痛烈に思い知らされた。2025/02/22
トビケ
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それぞれモデルとなる人物がいて、まぁ戯画化してあるので酷い描かれようだが、軽快に物語が進み…。暇つぶしにはなった。2025/02/21
銀河パトロール隊
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一気読みした。そうかなと思うところもあったが、今ならこうかもしれないと思った。SNS等恐ろしい世の中だ。 大変面白かった。 半世紀近い昔、取り付け騒ぎの内部での経験と、報道のあまりのかけ離れに驚いたことを思い出した。2024/07/21
mmk
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展開などはSNSだが、事件の発端はかつての豊川信用金庫事件に似ている。2024/06/16
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