内容説明
「残り少ない君の余命、私と過ごさない?」先天的な心臓の病で生きる希望のなかった耀治に声をかけてきた同級生の日向夏葵。死ぬ際に後悔を残したくなかった耀治は友達をつくらず趣味の写真だけに向き合っていたが、夏葵から耀治の写真には何かが足りない指摘され、その答えを探すため残りの余命で夏葵と様々な場所に出かけるように。行動を共にするうちに向日葵のように明るい夏葵に惹かれていく。「僕は、君と過ごした証を残したい」しかし彼女にはある切ない秘密があって――。ラストに号泣必至の純愛物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
19
余命わずかな耀治は、意識を失って川に流されてきた同級生の少女を助け、彼女と共に写真を撮る旅をする。 読みやすかったですし、予想を裏切るような展開もあって面白かったです。 明るくて天真爛漫な夏葵がまさに向日葵みたいで、とても素敵でしたし、最後まで読むと、さらに強くそう感じました。 切ないけれど、前向きになれるようなラストもよかったです。2024/05/22
陽葵 #冬休みまで活動停止中(¦3[▓▓]
14
表紙の絵がきれいすぎるっっ!! ネタバレになっちゃうかもしれないけど、最後がほんとに泣ける、、大号泣😭 世の中にはこの本の人たちみたいな、長く生きれない人たちがいるんだなということが実感できる本。命の大切さがよく学べました。2025/08/03
ベローチェのひととき
11
本屋さんを物色していて気になった本。「夏に読みたい青春作品!」スターツ出版文庫フェアとして6冊紹介されていて、思わず3冊を入手しました。本書は3冊の内の第一弾。主人公は先天的な心臓の病いで余命一年と宣告された高校生の耀治。川で流れてきた同級生の日向夏葵を助けたことから二人は知り合う。余命宣告され根暗で人との関わりを避けていた耀治と向日葵の様に元気で明るい夏葵が織りなす物語。最後に大どんでん返し。2025/08/22
栗山いなり
9
心臓の病が原因で生きる希望を失っていた少年が同級生の少女と出会った事から始まる青春恋愛小説。ぶっちゃけオーソドックスな青春劇にして難病物だったけど10代の少年少女達にとっては結構新鮮な物語だったのかなって思った2024/05/02
Erika
6
血液型の話が出てきた時点で「もしや、、、」と話の流れは読めてしまったけれど、物語としては良かった。昔は人生に絶望しずっと部屋にこもって泣いていた夏葵だが、明るく前向きに生きようと決意し自分の殻を破った経緯を知ると、彼女の「一番辛い絶望を味わったからには、あとは幸せに上っていくだけだね」という言葉が深い意味を持って響いた。2024/10/24
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