内容説明
「弱者男性」の75%は自分を責めている。
“真の弱者”は訴えることすらできない――。
「40代後半でカネもない
独身のおっさんに
人権なんてないんです。
そこにいるだけで
怪しくて、やばいんです」
(本書インタビューより)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
79
これはかなり厳しい現実でした。弱者と呼ばれる日本人男性は1500万人とかもはや疾患レベル。「男性の弱覇者はないがしろにされやすく且つ、無視されやすい」の考察が奮っていました。打開策は人それぞれでしょうが、僭越ながらエピクロスやアドラーが一助になるのではないかと思いました。2024/10/23
活字スキー
19
【40代後半でカネもない独身のおっさんに人権なんてないんです。そこにいるだけで怪しくて、やばいんです】ななんだってー。様々な「生きづらさ」で溢れかえる現代社会の中でも、特に「弱者」として認識されづらい人々について、多彩なデータをひきつつ解説。既にある程度の救済制度が設けられている「分かりやすい弱者」と違い、傍目では分かりにくく、しかも、その生きづらさを訴えることすら許されない境遇に置かれた弱者男性が少なくないという、クソゲーすぎる現実。2024/12/06
香菜子(かなこ・Kanako)
19
弱者男性1500万人時代。トイアンナ先生の著書。1500万人の弱者男性は仕方なく弱者男性になっているのかな。1500万人の弱者男性は自分の意志で弱者男性になっているのかな。弱者男性は弱者男性でも仕方なく弱者男性になっているのと自分の意志で弱者男性になっているのは違う。弱者女性は仕方なく弱者女性になっていることがほとんどなのかな。2024/01/13
naka
18
「弱者男性」という単語が気になって読みました。これまで様々な差別についてその存在が単語として現れて意識されてきていると思いますが、これは差別ではないとしてほっておかれている状態というのが改めて分かりました。今回このように単語として出てきて認識されたことで、少しでも事態が良い方向に行けばいいなと思いました。2024/07/23
funuu
14
たとえば、筆者の友人にも、自他共に認める弱者男性がいる。性格は明るく、とても優しい。友達も多い。それでも結婚はできない。なぜなら年収が低すぎたり、家族に課題を抱えた人がいたり、発達障害があったりといったハンデを見せると、婚活で敬遠されるからだ。 ← 弱者男性をネタに金を儲ける感じがしますね。 女性の男性イジリ会話の延長 2024/06/02