内容説明
謎の大型爬虫類捜査のため中央アフリカの奥地へ向ったアメリカの生物学調査隊が突然、消息を絶った。当地で、内乱が起ったのだ。救出隊が組織され、私も現地へ飛ぶが、そこで自称フリー・ジャーナリストのジョン・エナリーに出会う。中肉中背で人種はあいまい。黒い髪と瞳、彫りの深い顔立ち。人間のすべての属性を見抜く鋭い観察眼を持つエナリーに、私は興味を持ち始めるが……。叙情あふれるSF連作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
YOMIPITO
3
電子化2024年4月、キンドル版605円。堪らず四十数年ぶりの再読。連作の舞台はアフリカ、メキシコ砂漠、ヒマラヤ、グレートバリアリーフ、日本、アメリカ、南米ジャングル。どれも一編の冒険小説が出来るようなシチュエーションだ。漢字にカタカナのルビを付ける翻訳風の文体が当時は新鮮だったな。やっぱり格好いい!今読むと観察者エナリーからのメッセージが愛と平和に満ちているのは70年代故か。最後のオマケエピソードは別の短編集で読んだけど、角川文庫版には無かったはず。これのおかげで全体の雰囲気、メッセージ性が変わった。2025/04/10




