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内容説明
なんでわたしが、学校に行くのが嫌かというと、後ろの席に「すずきたいすけ」というライオンがいるからです。大きくてこわくて……ライオンみたいだなと思っていたら、だんだんライオンに見えてきました。ライオンは、わたしのおさげを引っ張ったり、替え歌をうたったりして、からかってくるのです。さかあがりができないライオンは、放課後、さかあがりの練習をしていました。わたしがライオンにアドバイスをしてあげると、ライオンはさかあがりができるようになったのです。驚いているライオンを見て、わたしたちは声を合わせて、大笑いをしました。それから夏休みに入り、学校が始まった日、先生からライオンが引っ越したと聞いて……。好きの裏返しで、ちょっかいを出してしまう男の子。それが本気で嫌だと思ってしまう女の子。ふとした出来事から仲良しになっていく姿は、等身大の低学年そのもの。ふたりのやりとりが愛おしい心温まる幼年童話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
クラスのライオンこと鈴木くんは、ちりかの給食のプリンを取ったり、背が低いことをからかったり、筆箱にカエルを入れたりいたずらばかり。苦手な鈴木くんだけど、一緒にカエルの引っ越しを眺めたり、鉄棒の練習をしたりしているうちにだんだんとちりかの心がほどけていくのですが…。ちょっぴり切なくも低学年さんらしいほんわかしたストーリー。クラスにひとりはこんな子いるよね♪2021/05/17
頼ちゃん
6
いいお話だった。好きかも。ライオンから人間の顔になるところの絵が良かった。2020/09/16
ネジとサビ
4
あー良い本だった。 ちりかと一緒に私もほろり。 ぜひ、図書館に入れたい! 課題図書にも良さそう~2020/05/10
読書国の仮住まい
3
しらゆきちりかは学校に行くのが嫌。 後ろの席にライオンがいるから。 すずきたいすけというその生徒は身体も大きい、声も大きい。 ちりかのこともちびかと呼び、替え歌で揶揄う。 お下げを引っ張り筆箱にカエルを仕込む。 走るのも早い彼も、逆上がりだけは出来ない。 2人残って練習、両方出来るようになると初めて彼の素顔が見えた。 ランドセルを持って帰られるが、それも家に届けられていた。 お礼を言おうとするも言えないでいた。 二学期、彼は転校してしまう。 しょんぼりする時、思い出す言葉。 しらゆきちりか、大きくなれよ。2021/11/29
奏
2
ちりかの後ろの席にはライオンみたいな男の子。ちりかはハリネズミみたいにトゲトゲをだしてみるけれど、やっぱりライオンにはかなわなくて。。。ライオンにしか見えなかったタイスケくんの満面の笑顔がかわいい!心に何か残してくれる終わり方も良かった。2022/02/14
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