小学館文庫キャラブン!<br> 陰陽師と桜姫

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小学館文庫キャラブン!
陰陽師と桜姫

  • ISBN:9784094073546

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内容説明

呪いの桜から生まれた娘が世界を変える!

 はるか昔、異能が栄える三大国があった。上河、貴陽、玉兎――これら三つは歴史ある国で、陰陽師や方術士の一族が住む土地だった。
 あるとき、上河の森の奥に、黒い花弁をもつ桜の樹「咒桜」と呼ばれる個体が現れた。桜は玉兎の高名な女方術士・有翠が作り出したものだったが、そこに或る呪いがふりかかり、さらにその咒桜が子どもを生むようになったことで、世界の近郊は崩れてしまった。
 陽桜李(ひおり)は、桜から生まれた娘だ。気づいたときには黒い桜の樹下にいて、自分か何か普通の人とは違う存在だと、うっすらと気づいていた。父の美春(みはる)は陽桜李を桜の森で拾ってくれた人で、血が繋がっているわけではない。美春には陽桜李のほかに息子がふたりいて、陽桜李は彼らを兄と慕うが、それぞれ誰一人として美春とは血が繋がっていないのだった。じつは美春は貴陽の陰陽師一族の次期当主と目されるほどの人物だが、陽桜李にはただ不器用で優しく美しい、誰よりも大切な父としか思えなくて――。
 人よりも高い身体能力と生命力をそなえた陽桜李は、得意の武術をきわめ、家族とともに咒桜の呪いを解く旅に出かけるが……。新感覚・和風ファンタジー!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

25
陰陽師や方術士の一族が栄えていた三大国上河、貴陽、玉兎。黒い花弁をもつ桜の樹「咒桜」により均衡が崩れてしまった世界を、呪いの桜から生まれた娘・陽桜李が変える和風ファンタジー。貴陽の陰陽師一族の次期当主と目されるほどの実力を持ち、彼女を桜の森で拾ってくれた父・美春の不器用で優しい親子関係。人よりも高い身体能力と生命力をそなえた陽桜李が、得意の武術をきわめ、家族とともに咒桜の呪いを解く旅に出かける展開で、思わぬ陽桜李の真実も明らかになっていきましたけど、その中で浮き彫りになった2人の絆が印象的な物語でしたね。2024/07/16

5
なんとか最後まで読んだが、あまり話に浸れなかったかな。最後もあっさり終わってしまったし、物足りなかったかな。2024/11/14

色素薄い系

3
うーん。なんか全体的に駆け足気味だった気がする。色々設定はあったのに1冊に詰め込むには情報量が多かったせいでダイジェストみたいな感じで終わってしまってどうにも印象に残らないのが残念だった。2024/08/05

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