自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学

個数:1
紙書籍版価格
¥1,650
  • 電子書籍
  • Reader

自分とか、ないから。 教養としての東洋哲学

  • ISBN:9784801401273

ファイル: /

内容説明

ぶっ飛んでいるのに、なぜか論理的。
生きづらさがマシになる(かもしれない)
それが、東洋哲学。

「自分が本当にやりたいことってなんだろう?」
「そもそも、本当の自分ってなんだろう?」

そんな全・自分迷子に贈る、衝撃の哲学本がここに誕生。
すべての答えは、「東洋哲学」にあった!!

noteで話題になった
『東洋哲学本50冊よんだら「本当の自分」とかどうでもよくなった話』待望の書籍化!

本書の著者・しんめいPさんは、東大卒のニート。

新卒で大手IT企業→地方で教育事業→フリーランス→お笑い芸人
と、自分探しをし続けた結果、虚無感から「無職」に。

5年間、布団に引きこもっていたが
「東洋哲学」に出会い、衝撃を受ける。

ーーーーーーーーーーーー
(以下、本文より)

東洋哲学にふれていると、
「ふとんに入ってるくらい、何の問題もない」と思えてくるのだ。

人生は、ムズくない。本当はシンプル。
難しくしているのは自分なのだ。
そんなことを教えてくれる。

そして、ふとんに入ったまま、この本を書くことになったのだ。

東洋哲学は、とにかく楽になるための哲学だ。

無職だろうが、離婚してようが、ふとんにいようが、
めちゃくちゃ楽になれる、ヤバい哲学である。

この本では、そんな東洋哲学の哲学者7人を紹介しながら、
彼らの哲学を知って、実際にぼくがどう楽になったかを語っていく。

ーーーーーーーーーーーー

~コンテンツ例~
ブッダ「自分なんてない」
龍樹「全部、空」
老子「ありのままが最強」
荘子「この世は夢」
達磨「言葉はいらねえ」
親鸞「他力本願でOK」
空海「欲あってよし」



哲学の本なのに、
なぜかクスリと笑えて、不思議と心が楽になる。

「自分探し」まさかの答えを、体感せよ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわ

221
感想は読んだ順にアップしている為、やっと順番が回ってきた感がある。年内に間に合った。感想…久々に良い読書だった。面白過ぎて全365-4頁を1時間半で一気読みしたが、著者の咀嚼力と表現力に助けられた感が強い。変な小難しさが無く、ただただすぅ~っと混じりっ気の無い真水を飲むように心に染み渡った。大好きなブルース・リーのあの名言と再会出来たのもグッド! もし今悩みを抱えている人がいたら、変な宗教にハマるよりかは本書(≠電子書籍)を読んだ方が良いかもね。読後に肩の荷が随分軽くなったオレが言うんだから間違いねぇ!2024/12/31

まさにい

179
一冊の本を書くのに、オファーが来てから3年半かかったというあとがき。そうだよな、ここまで、自分の言葉で書くためには、資料を何回も読み理解とイメージが必要だもの。仏陀のスジャータのくだりは、なるほど!と思った。親鸞の時代背景もすばらしい、あの時代の京都周辺の様子が判らなければ、法然、親鸞を理解できないし、他力の意味が理解できない。空海の真言宗、なりきることの大切さを知る。なるほど~。いっきに読めたし、いい本ですね。2024/08/04

tamami

162
冒頭「この虚無感どうすりゃいいんだ!?」という声。デカルト・カント・ヘーゲルの肖像に「名前をいうだけで自分がすごい人間になった気持になれる」、次行「みんな、めっちゃ虚無感かかえてそうな顔(暴言)」とあり、西洋哲学の呪縛から解き放たれた感覚を味わう。後は一瀉千里。無我…自分なんてないブッダの哲学、空…この世はフィクション龍樹の哲学、禅…言葉はいらねえ達磨の哲学、他力…ダメなやつほど救われる親鸞の哲学、etc.スルスルとページを捲る感覚で身体に入ってくる。後どれ程か、人生終盤の立ち位置を教えられる思いである。2024/07/16

R

142
超初心者向けの哲学入門書と言いたいところだけど、もっとゆるい、まとめサイトの3歩手前というか、ふわっと東洋哲学をまとめた風になってる本だった。仏教のなりたちから発展を追っかけているので面白いし、老荘思想にも言及するので東洋人としてはしっくりくる内容だなと思うのだけど、イラストが悉くフリー素材と生成AIでできてるからチープさが酷い。しかし、これが言葉に誤魔化されているという龍樹あたりが言ってたこととリンクしてるのか、たまたまそうなったかわからんが、へー、となる本だった。2025/04/14

ひーじー

117
4.5/5 書店で思わぬ見つけ物でした。けっこうあれこれ本を読んできた仏教や老荘などの東洋哲学を、これ以上ないほどの日常的な言葉(アラサーの筆者らしい若者言葉)で、とてもわかりやすく書いています。筆者は東大を卒業、意気揚々と出た社会にことごとく失敗し、離婚もして実家の布団に引きこもっていた(本人弁)という人。今まで哲学者や思想家、宗教家などの本である程度わかったつもりになっていた「無我」「空」「禅」、ちょっと距離を置いていた「他力」「密教」など、何も理解していなかったことを思い知らされる一冊でした。2024/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21740528
  • ご注意事項

最近チェックした商品