中公文庫<br> 男の子になりたかった女の子になりたかった女の子

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中公文庫
男の子になりたかった女の子になりたかった女の子

  • 著者名:松田青子【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 中央公論新社(2024/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122075115

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内容説明

「私の生理ってきれいだったんだ」
『おばちゃんたちのいるところ』が世界中で大反響の松田青子が贈る、はりつめた毎日に魔法をかける最新短編集。

コロナ禍で子どもを連れて逃げた母親、つねに真っ赤なアイシャドウをつけて働く中年女性、いつまでも“身を固めない” 娘の隠れた才能……あなたを救う“非常口”はここ。

〈収録作〉
天使と電子
ゼリーのエース(feat.「細雪」&「台所太平記」)
クレペリン検査はクレペリン検査の夢を見る
桑原さんの赤色
この世で一番退屈な赤
許さない日
向かい合わせの二つの部屋
誰のものでもない帽子
「物語」
斧語り
男の子になりたかった女の子になりたかった女の子

〈解説〉小林エリカ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さくら★もち

30
ん?どういうこと?なタイトルに惹かれて手に取った1冊。不思議な世界観のお話の中で、女であることで背負ってきた数々の「これっておかしくない?」をまざまざと見せつけられて圧倒されるとともに「そういうものだよね」と無意識に受け入れてきた自分がいたことに驚いた。もちろん女と同じように男にだって押し付けられてきた役割がある。性別関係なく人と人の考え方を尊重しなきゃと思った。世の中に植え付けられた価値観がいかにくだらないものかを強く感じる「物語」がかなり好き。身を固めることに抗う個体を描いた「ゼリーのエース」も好き。2024/06/09

miu

5
松田青子さんはしっかりと声をあげる作家だな、と。あの時の嫌な気持ちや腑に落ちない気持ちを物語によって読者に投げかける。そうじゃなかった?そうだったでしょう?と言われて、確かに嫌だったと認める。だからと言って堅苦しいものではなくて、『ゼリーのエース』のように可愛くニコニコしながら読んでしまうものも。松田青子さんはずっと読み続けたい。2024/08/25

ponnnakano

4
「大切なのは、彼女にとって、ということだけだった。それ以上に大切なことなどあるだろうか。」ってとても大切だと思う。自分が搾取や差別の対象になっていることに気づかない人や、自分がそうしていることに無自覚な人、に溢れた今の社会に強く異議申し立てをする物語たちを読んで、反省やら応援やらが色々湧き上がる。気づく人が増えたら(増えることがあるのか?)世の中変わるんだろうか?と懐疑を抱く一方、そうなってほしいと強く思った。表題作は、短いながらも一度も改行をしないまま最後の強い意志の表明まで突き進むその成長に感動した。2024/07/27

OHNO Hiroshi

4
女の子って。2024/05/10

親知らずは存在しない

2
「ゼリーのエース」「斧語り」不思議な世界観なのにきゅんと切なくなる読後感が好き。 「桑原さんの赤色」何年も経ってからあの時あの人が言ってたアレってこういうことか…!と電撃走るように理解する瞬間というのが人生で何度かあり、実際その人とはもう縁が切れているのに時空を超えて繋がった気になる瞬間が好きだ。 「誰のものでもない帽子」すべてのお母さんを改めて尊敬する。 「許さない日」「「物語」」「男の子になりたかった女の子になりたかった女の子」自分がされていることが加害であると気付いて怒ることができるようにならねば!2025/11/29

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